166キロ連発で“1回4K“、ヒックス剛球動画にファン唖然「フェアじゃない」

カージナルスのジョーダン・ヒックス【写真:Getty Images】
カージナルスのジョーダン・ヒックス【写真:Getty Images】

MLB公式インスタが動画公開、オープン戦で早くも163キロ、163キロ、166キロ…

 開幕に向けての調整の意味合いが強いオープン戦。だが、昨季剛速球でファンの度肝を抜いた“新速球王”ジョーダン・ヒックスは早くもエンジン全開だ。5日(日本時間6日)に行われた敵地フィリーズ戦で103マイル(約166キロ)の剛速球を連発し、“1回4奪三振”をマーク。MLB公式インスタグラムが投球動画をアップし、ファンが驚愕している。

 6回からマウンドに上がったヒックス。動画には最初の打者であるロドリゲスを三振に斬って取った投球が収録されている。初球に挨拶代わりの101マイル(約163キロ)を投じ空振りを奪うと、3球目にはなんと103マイル。このボールも空振りで追い込み、再び103マイルを叩き出した4球目はシュートしてど真ん中に入ったが、ロドリゲスは反応できなかった。自慢の剛速球で打者を“制圧”。見逃し三振で奪三振ショーが開演した。

 続くマカッチェンは一塁失策で出塁を許すが、セグラは空振り三振に。ウィリアムスも空振り三振に仕留めたが、暴投による振り逃げでまさかのピンチに。だが、ヒックスは落ち着いていた。迎えた強打者ホスキンスを見逃し三振に切って取った。

 フルスロットルでマウンド間を駆けた白球を見たファンは、あまりの迫力に唖然。コメント欄はファンの感嘆の声で溢れかえっている。

「ビースト!!!」
「あの動き、オーマイゴッド」
「僕だったら初球の後にダグアウトに戻るね」
「えげつない」
「あの最後の球」
「自分が応援しているチームじゃなくても見たくなる選手だね」
「これが彼だよ」
「カブスはピンチだ」
「彼がクローザーになるのを待っている」
「フェアじゃない」

 昨季デビューを果たし、いきなり73試合に登板したヒックス。人類最速タイの105.1マイル(約169.1キロ)をマークするなど、“新速球王”として君臨した。だが、防御率は3.59、奪三振も77回2/3に対して70個と改善点はまだまだ多い。進化を続ける22歳は人類最速記録の更新、そして“最強の投手”に向け、一歩ずつ階段を上っている。

(Full-Count編集部)

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