ロッテ・レアード、古巣ハム戦に「考えるものあった」 “シフト”は気にせず

ロッテのブランドン・レアード【写真:荒川祐史】
ロッテのブランドン・レアード【写真:荒川祐史】

移籍後初出場の試合が日ハム戦、「レアードシフト」には「対応したい」

 6日に鎌ケ谷スタジアムで行われた日本ハム戦で、ロッテ今季新加入のブランドン・レアード内野手が「6番・三塁」でオープン戦、移籍後初出場。2回の第1打席で移籍後初安打をマークし、合流初戦で早速、存在感を示した。

 移籍後初のオープン戦出場の相手は古巣・日本ハムということもあり「ワクワクした気持ちで鎌ケ谷に来たよ」というレアード。「4年間いたチームなので、その仲間たちとの再会は本当に嬉しい」と、練習前には金子誠コーチや鶴岡慎也捕手ら元チームメートと談笑する場面も見られた。

「(きょうは)自分にとってはスタートだった。それが鎌ケ谷だったのは、ちょっと考えるものがありました」と、語っていたレアード。しかし試合となれば話は別だ。2回表、先頭打者として打席へ。対戦するのは、今年の開幕投手が予定されている上沢直之投手。初球140キロ、外角高めのストレートにバットを合わせると打球はライトへ。逆方向へ移籍初ヒットを放ち、首脳陣の起用に応えた。

 この日の日本ハムは、二塁手を二塁ベース後方に配置する「レアードシフト」をとっていたが、第1打席は空いている一二塁間方向へ打球を放った形に。レアード自身は「自分が引っ張る打者だっていうのはみんなわかっていること。シーズン中もやってくるかもしれないけど、それに対応したい」と気にする様子はない。

 この日の結果を受けて、井口監督は翌7日もスタメン起用することを示唆。来日5年目の新天地でその期待にしっかり応えられるか。そして「寿司ポーズ」でお馴染みの助っ人は大きなアーチを描き、“初握り”を披露するのか。明日の古巣対決にも注目だ。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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