レッズ160キロ右腕が12日“リアル二刀流”デビューへ! 昨季4勝&4発

レッズのマイケル・ローレンゼン【写真:Getty Images】
レッズのマイケル・ローレンゼン【写真:Getty Images】

レッズのローレンゼンがインディアンスとのOP戦で5回に救援し、その後に外野手でプレー

 レッズのマイケル・ローレンゼン投手が11日(日本時間12日)、米アリゾナ州グッドイヤーで行われるインディアンスとのオープン戦で“二刀流デビュー”する。デビッド・ベル監督が明かした。MLB公式サイトが報じている。

 MLB公式サイトによると、27歳のローレンゼンはインディアンス戦の5回に救援登板し、その後に2イニングで外野の守備に就くという。少なくとも1打席に立つ予定で、いきなりの“リアル二刀流”となる。ロレンゼンは「本当にワクワクしている。楽しくなってきたね」とコメント。ベル監督は「ここから数週間、彼を見ることは我々にとって良いことだ。よく考え、我々が正しく対処すれば、彼は間違いなく投球以外でも貢献してくれると、我々は自信を持っている」と期待している。

 大谷は日本ハム時代から主に登板前日から投手調整に専念し、登板翌日は休養日にしていた。ただ、ローレンゼンの投打の起用法はもっと幅広いものとなるようだ。ローレンゼンは「オオタニは日本で(二刀流としてプレーする)権利を勝ち取ったんだ。チームを彼に合わせて変えさせる影響力を持っていた。僕の場合は違う。どちらかと言うと、『チームがどこを必要としているか? チームにどう貢献できるか?』ということなんだ。2日休養日を与えるために、ローテーションを1人増やすわけではない。もっと臨機応変なものだ。楽しいに違いない」とコメントしている。

 最速160キロの剛速球を持つローレンゼンはカリフォルニア州立大フラトン校でクローザー兼左翼手としてプレー。2013年ドラフト1巡目(全体38位)でレッズ入り後は投手に専念。15年にメジャーデビューし、16年から救援に転向。昨季は主に救援として45試合登板し、4勝2敗1セーブ、8ホールド。メジャー通算4年間で177試合登板、18勝16敗3セーブ、防御率4.21。投手が打席に立つ機会があるナ・リーグでは打者でも高いスキルを見せ、昨季は31打数9安打の打率.290、4本塁打、10打点。通算では打率.250、6本塁打、18打点をマークしている。

(Full-Count編集部)

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