ホークスが5月着用のピンクリボンユニ発表 松田「1人でも多くの人に検診を」

5月11、12日のロッテ戦で選手が着用するピンクリボンユニフォームを身にまとうソフトバンク・松田宣浩【写真:藤浦一都】
5月11、12日のロッテ戦で選手が着用するピンクリボンユニフォームを身にまとうソフトバンク・松田宣浩【写真:藤浦一都】

ピンクリボン運動啓蒙にさらなる効果を期待

 14日、ソフトバンクは5月11日、12日のロッテ戦(ヤフオクドーム)で選手が着用するピンクリボンユニフォームを発表した。

 ソフトバンクは5月11日、12日に女性ファンのためのイベント「タカガールデー」を開催するが、その前身である「女子高生デー」の時から乳がん撲滅を目的にするピンクリボン運動にも協力してきた。同イベントでは試合時のピンクベースの設置や認定NPO法人ハッピーマンマとのコラボで乳がん撲滅の啓蒙グッズ配布などを実施してきたが、今年はさらにピンクリボン運動の啓蒙に力を入れるためピンクリボンユニホーム、ピンクリボンキャップ、ピンクリボンヘルメットの着用が決まった。

 同ユニフォームはホーム用ユニホームをベースに、両袖とズボンの2本ラインがピンクに変わり、胸部分の球団ロゴや背中のネームと背番号がピンクの縁取りとなる。また右袖のワッペンもピンクリボン仕様となる。

 発表会見に出席した松田宣浩内野手は「もっとピンクを使っても良かったと思うけど」と言いつつ「僕らがこうして発信することによって1人でも多くの人が検診を受けてくれたら」と語った。

 ソフトバンクのピンクリボン運動への協力は、夫人を乳がんで亡くした鳥越裕介コーチを中心に10年間に渡って継続してきた。鳥越コーチはロッテに移ってからも同運動の啓蒙活動を継続しているが、今年の「タカガールデー」はそのロッテが相手。鳥越コーチの思いを受け継ぐ両軍選手の真剣勝負が、乳がん撲滅の啓蒙に少しでもつながることを願いたい。

 なお「タカガールデー」は4月22日に東京ドームでも開催するが、選手のピンクリボンユニフォーム着用は福岡での2試合のみとなる。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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