好投のダルビッシュを米記者称賛 154キロで見逃し三振、打者を「凍りつかせる」

カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

古巣レンジャーズ戦で5回途中1失点「スライダーは好調のようだった」

 カブスのダルビッシュ有投手が14日(日本時間15日)、本拠地での古巣レンジャーズ戦に先発し、5回途中4安打1失点4四死球5奪三振と好投した。最速97マイル(約156キロ)をマークし、オープン戦3試合登板で防御率2.45と好調を維持。4回に相手打者を直球で見逃し三振に仕留めたが、地元記者は打者を「凍りつかせた」と称賛している。

 初回は制球を乱し、ピンチでベテランのペンスに右前適時打を浴びたダルビッシュ。2回も無死一、二塁とされたが、ホワイトを右飛、秋信守、デシールズを遊ゴロと後続を断ち無失点に抑えた。

 3回はグスマン、デビッドソンを連続空振り三振、ペンスは捕ゴロと初めて3者凡退に抑える。4回は先頭カイナーファレファに死球を与えたが、フォーサイスは96マイル(約154キロ)で見逃し三振。最後は2死三塁とピンチを背負ったものの、ホワイトは再び見逃し三振と無失点に抑え、「あと一人だけ」と“志願”してマウンドに上がった5回は先頭・秋信守を四球を与えて降板した。

 復活へ向け、調子を上げる右腕について、ESPNのカブス番を務めるジェシー・ロジャース記者は「ダルビッシュの今日の登板は5回途中。被安打3、与四球2、5奪三振。変化球の調子が良かったと思われる。直球は序盤にバットに当てられていたが、最後の数回ではなかなか良いリズムに乗っていた。3回(実際には4回)にはローガン・フォーサイスを96マイルの球で凍りつかせた」と、見逃し三振を奪った1球を称賛。MLB公式サイトのカブス番、ジョーダン・バスティアン記者も「ユウの4イニング目:2奪三振、ゴロアウト1つ、死球。球数は71球で、43球がストライク。スライダーは好調のようだった。直球のスピード(94-95マイル=約151-153キロ)も出ていた」と好意的に伝えた。

 また、地元紙「スターテレグラム」のレンジャーズ番記者もダルビッシュの投球結果を伝えるなど、敵地でも注目度は高かった様子。古巣相手にも好投したダルビッシュが、順調に歩みを進めている。

【動画】古巣との対決でも快投披露のダルビッシュ ハイライトシーンを特集した地元TV局も称賛「万全の状態を取り戻した模様」

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