オープン戦でシーズンは占える? 2018年オープン戦成績とシーズンを比較

最高勝率のロッテ・ボルシンガーは防御率8点越えでワースト1位

 次は投手を見ていこう。

○防御率上位5傑
1 西勇輝(オ) 0.49
2 加藤貴之(日) 0.60
3 酒居知史(ロ) 1.06
4 岸孝之(楽) 1.13
5 小笠原慎之介(中) 1.35

○防御率ワースト5
24 ボルシンガー(ロ) 8.36
23 薮田和樹(広) 5.52
22 マルティネス(日) 5.50
21 熊原健人(De) 5.28
20 石田健大(De) 5.17

 防御率1位だった西はシーズンでもリーグ5位の3.60、4位の岸は最優秀防御率(2.72)を獲得し、安定した成績を残した。オープン戦好調で、シーズンでの飛躍が期待されていた加藤、酒居、小笠原の若手3投手はいずれも規定投球回未到達、防御率も3点台に乗らず、悔しいシーズンとなった。新外国人だったボルシンガーとマルティネスはオープン戦では打ち込まれ不安を残したが、終わってみればボルシンガーは13勝を挙げ、マルティネスもイニングイーターとして投手陣を支えるなど、欠かせない戦力となっていた。

 オープン戦は調整期間の意味合いが強く、また試合数も多くないため、シーズンの成績とはあまり関係しない。今年のオープン戦成績もあくまで参考程度の記録としてみるのが正しいだろう。ただ、新外国人選手や、昨年まで1軍でなかなか見ることのできなかった期待の若手選手が多く出場しているため、彼らの活躍ぶりを見るのも楽しみと言えそうだ。

(Full-Count編集部)

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