オリドラ2頓宮、大瀬良撃ちで開幕スタメン当確! 指揮官太鼓判「十分できる」

昨年の最多勝右腕・大瀬良から先制2ランを放ったドラフト2位ルーキー・頓宮

■オリックス 5-3 広島(オープン戦・16日・マツダスタジアム)

 オリックスのドラフト2位ルーキー・頓宮裕真内野手が16日、広島とのオープン戦で先制2ランを含む3打数1安打3打点の活躍を見せ開幕スタメンを当確させた。この日、3番に起用した西村監督も「十分できるんじゃないか」と太鼓判を押した。

 この日の主役は「3番・三塁」でスタメン出場したルーキーだった。両チーム無得点で迎えた3回1死一塁で迎えた第2打席で広島のエース・大瀬良が投じた136キロのカットボールを左翼席へ運び先制の2号2ラン。

 第1打席では死球を受けたが、続く第2打席では甘く入ったボールを見逃さず「踏み込んでいこうと思った。ヘッドが効いていましたし良かった」と振り返った。昨年の最多勝右腕から放った一発には「いいように自信に変えていければ」と笑顔を見せた。

 同点の9回1死満塁の場面ではフランスアのチェンジアップに食らいつき、二塁へのゴロとなったが併殺を狙った遊撃・小園が一塁へ悪送球し決勝の2点を奪った。

 プロ入り後から捕手から三塁にコンバートされ不慣れな守備も打撃でカバーしている。これでオープン戦は10試合に出場し打率.294、2本塁打、8打点と好調を維持。西村監督も「頓宮の粘り、前に飛ばせばエラーもあるということ。ホームランも打ったしね」とご満悦。

 指揮官もルーキーの猛アピールに嬉しい悩みを抱えている。開幕オーダーはすでに吉田正の4番は決定しており、その前後を打つ打者を試行中だ。「3番・頓宮」も視野に入れ「明日も3、5番は変わりません」と明言。開幕スタメン、そして新人の開幕クリーンアップ入りを問われると「おかしくない。十分できるんじゃないかと思っている。3、5番もありえる」と評価した。大学ジャパンで4番を務めた即戦力ルーキーがオリの救世主になるかもしれない。

(Full-Count編集部)

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