オリ東明、16年以来3年ぶりの開幕ローテ入り! 「一人一人と勝負していく」
西村監督もディクソンの代役に指名「そこのところは東明しかいない」
■オリックス 5-3 広島(オープン戦・16日・マツダスタジアム)
オリックスの東明大貴投手が2016年以来、3年ぶりの開幕ローテーション入りを確実のものとした。16日、広島とのオープン戦に先発し7回3安打4奪三振3失点(自責0)の好投を見せた。
昨季のセ・リーグ覇者を相手に背番号「26」が圧巻の投球を見せた。初回は1死から菊池に中前打を浴びたが続く西川を二ゴロ併殺に仕留め無失点。その後も110キロ台のカーブ、スライダー、フォークを織り交ぜ打たせて取る投球で6回まで2安打と完璧の投球を披露。7回2死から連続四球、味方のエラーもあり3失点したが開幕ローテを当確させる上々の内容だった。
強力広島打線を相手に好投を見せた東明は「打たれることを気にしていない。気負わずやっている。いい感じでいけている」と手応えを口にしたが、7回2死からの連続四球には「ああいう形になるのは勿体ない」と反省も忘れなかった。
2016、17年と2度の右肘手術を経て昨年は896日ぶりの白星を手にし、今春のキャンプも精力的に投げ込み実戦で結果を残した。日本ハムとの開幕2戦目に登板予定だったディクソンが右肩を故障し離脱。西村監督も「今日の投球をみれば、そこのところ(ディクソンの代役)は東明しかいない。(7回)最後のところ、それまでは完璧」と合格点を与え、開幕ローテ入りを明言した。
今シーズンは完全復活を目指す1年になる東明。「常に対バッター。一人一人と勝負していく」と気負いはない。山岡、山本ら若手の台頭が目立つ中、プロ6年目の29歳が久しぶりの開幕ローテ入りを手にした。
(Full-Count編集部)