「マジメだね」「色々教えてください…」イチロー&菊池、“凱旋会見”一問一答

イチロー「今の自分が持てる技術、見せたいと思っています」

――イチローさん、日本で開幕を迎えることについて。

 イチロー「まずマイナー契約で始まって、この東京ドームのフィールドに立つことは簡単なことではなかったので、このチャンスをいただいたことを大変感謝しています。ただ、去年の春からのブランクもありまして、なかなか自分の思うような結果がキャンプでは全く出せなかったんですけども、ただ、過去の経験から2004年のあと、(メジャー記録の)262(安打)を打った翌年ですね、2005年のキャンプでは出た試合は毎試合ヒットを打ったんですけども、キャンプで、でも始まってみれば大変苦しんだシーズンになりました。一方で、春から20何打席ノーヒットで迎えた春のキャンプがあったんですけど、この年も結局は200本を達成して自分としてはいい年になったという経験もありますので、そういった経験を生かして、春に起こることって色んなことがあるんで、場所が変わって、大好きな日本でプレーするということで気持ちも全く変わりますし、今の自分が持てる技術、見せたいと思っています」

――開幕前に日本のチームと2試合プレシーズンマッチがある。チェックしたいことは?

 イチロー「そんなこと、ここで言うかなぁ。細かい話になるからねぇ。なかなか、この場では控えましょうか」

――菊池投手について。キャンプ、オープン戦で背中を見てきたと思いますが。

 イチロー「背中だけでなく前側も見てきましたから、結構見てきたと思うんですけども。どの選手にも言えることだと思うんですけども、まず3年しっかり結果を残して、そこでエースになってもらう。ここからだと思いますね。今年当然、頑張るわけですけど、その年のエースというのは毎年生まれるものですけど、3年やってしっかりそのチームのエースになる、ということはなかなかできることではないです。ただ雄星の場合はその力が十分にあるということをみんなんそう感じていると思うので、まず3年しっかり結果を残してほしいなと思います」

――前回の来日の体験も踏まえて時差ボケ対策は?

 イチロー「何も考えてないです。考えてもできないので。時差は19年目ですけど、慣れないです。なので、飛行機での過ごし方、着いてからの過ごし方、まぁテクニカルなことはありますけど、それでも難しいですね。時差には結局未だに慣れず、記者からの質問にも慣れず、アメリカ人のいい加減さにも未だに慣れていないという感じです」

――2012年から7年後にまた日本で同じユニホームでプレーすることにどういう思いがありますか?

 イチロー「これは大変大きなギフトなので、僕にとっては。どの一瞬も大切にして、これが終わった1週間後は振り返ることにこの時間はなるわけですから、一瞬一瞬を刻み込みたいと思います」

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