「投手に制限はない。大谷を投手登録すべし」“二刀流ルール”をMLB公式解説

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

投手で20投球回+打者で20試合先発で二刀流登録可能「ロースターに投手をもう一人増やせる」

 大リーグ機構(MVP)と選手会(MLBPA)は14日(日本時間15日)、今季から来季にかけてのルール変更を発表。これまでは投手、野手の組み分けだった登録に来季から「Two Way Player(二刀流)」を加える。シーズンで20投球回以上、野手で20試合の先発出場(1試合3打席以上)を満たせば「二刀流」とされる。

 大谷はメジャー1年目の昨季4勝&22本塁打をマークし、新人王を獲得。ベーブ・ルース以来の二刀流出現によって設けられた新ルールでは、野手は6点差のついた試合か、延長戦以外では登板が不可能となる。野手が二刀流登録の条件を満たすのは難しい。

 MLB公式は「2020年にオオタニを投打で起用するなら、球団は投手として彼を指名しなければならない。打席に立つことに関して、投手への制限はない。投球できないのは野手として登録されている選手たちだけだ」と解説。「エンゼルスは2020年にオオタニを投手として登録すべきだ。彼のルーキーシーズン同様、DHとして彼を起用し続けることもできる」と“提言”している。

 通常13人の投手がベンチ入りするが、二刀流がいれば投手は14人に増やすことも可能。ベンチ入りメンバーを構成するのに幅が広がる。MLB公式は「オオタニはすぐに二刀流選手としての資格を得るだろう。20イニングの登板と打者として20試合先発出場すれば、残りのシーズンと翌シーズンでルールが適用される。その点で、エンゼルスはロースターに『投手』をもう一人増やすことができる」とエ軍へのメリットを強調している。

(Full-Count編集部)

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