マリナーズ、日米の人工芝の違いに困惑 「今までで一番打球スピードが失われる」

マリナーズの選手が東京ドームのリニューアルされた人工芝に悪戦苦闘【写真:Getty Images】
マリナーズの選手が東京ドームのリニューアルされた人工芝に悪戦苦闘【写真:Getty Images】

東京ドームのリニューアルされた人工芝に悪戦苦闘のマリナーズ

 マリナーズ対アスレチックスの開幕戦は20日に東京ドームで開幕する。イチロー外野手の“凱旋試合”で大きな注目を集めるが、メジャー選手たちは異国の地で開幕を迎えるにあたり人工芝が最大の課題と考えているようだ。

「今までで一番、打球スピードが失われる」

 こう見出しを付け人工芝を課題に挙げたのは地元紙「シアトル・タイムズ」だった。5年ぶりに人工芝の全面リニューアルを行った東京ドームの人工芝に注目し、17日に行われたマリナーズ対巨人戦のプレシーズンゲームでサービス監督が「今までで一番打球スピードが失われるね」と語ったことを言及。

 芝の植え込み感覚を狭くし、天然芝に近いクッション性を求め人工芝が新しくなったが、メジャーの球場とは一味違うようだ。記事では「乾いていて、表面が固く、ゴロの打球スピードが増すアリゾナの球場とは著しい違いがあるようだ」とし、「慣れた頃にマリナーズは日本を離れるだろう」と日米の違いを説明。

 昨年11月に行われた日米野球に参加したミッチ・ハニガー外野手は、昨季との違いを「とても遅くなっている。打球を思い切りダッシュして取りにいかなければならない。芝の上での跳ね方は同じ感じだけど、とても遅い」と語っている。

 さらに内外野を守るディラン・ムーアも「新しい芝に変えたばかりだから、本当に遅いよ。足の速い打者だけでなく、遅い打者に対しても、内外野手がどこに守備位置をとるかとても興味深いね」と、普段とは違ったポジショニングになる可能性も口にしている。

(Full-Count編集部)

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