オリ元中継ぎエースは新米広報で奮闘中 「今はまた少し投げてみたいな」

現役時代から5キロ減「筋力が落ちたので一気に体重が…」

 現役時代は13、14年に2年連続で最優秀中継ぎに輝きリリーフエースとしてチームを支えた。活躍すれば称賛されるが、打たれてチームが負ける時ある。ヒーローインタビューでは饒舌な選手も、自身のミスで負けた敗因を問われれば別だ。

 これまで佐藤氏も様々な選手を見てきただけに「その辺りの感覚が難しいですよね。選手が話したくなくても、記者の方はそれが必要な時もある。広報は選手と記者の間に入って、チームの情報を出してもらうので」と複雑な心境を明かす。

 マウンドでは強気の投球でチームを救ってきたが、ユニホームを脱げば謙虚すぎる程の素顔を持っていた佐藤氏。球団広報になってもそれは変わらない。「また違う形でチームに貢献できれば。シーズンが始まると動きも変わってくると思うので、毎日が勉強ですね」。かつてのリリーフエースはグラウンド外でも“必勝のバトン”をつないでいく。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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