ダルビッシュ、右手薬指のマメで緊急降板も軽症「2、3日で投げられる」

カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

術後最長の4回2/3を投げ「体力的にもいけたと思う」

 カブスのダルビッシュ有投手は19日(日本時間20日)、スプリングトレーニング地のアリゾナ州メサで行われたマリナーズのマイナーチームとのオープン戦に先発したが、5回途中に緊急降板した。オープン戦4度目の登板は右肘の手術後最長となる5回2死まで投げたが、右手薬指にマメが出来てマウンドを降りた。

 5回2死二、三塁でフレイリーに4球目を投じた後だった。ダルビッシュが捕手を呼び、その後マドン監督やコーチ、トレーナーがマウンドへ。言葉を交わすと、右腕はそのままマウンドを降りた。右手薬指にマメができたためだったが、降板後にダルビッシュは軽症を強調。「薬指だし、人差し指や中指のリリースするところだと厳しいけど、2、3日で投げられる、次のブルペンでは投げられると思う」と語った。

 この日は1回、2回とやや苦しみ、2回には捕逸絡みで1点を失った。3回は3者凡退に封じたが、4回には犠飛で2点目を失点。5回途中まで投げて5安打2失点、6個の三振を奪い、88球を投げた。

 3回2死満塁ではショート強襲の適時内野安打も放ったダルビッシュ。アクシデントによる降板となったが、降板後の表情は明るく「今日の目標は5回を投げ切るというところだった。あと1球だったんですけど、体力的にもいけたと思うし、体力的な部分強くなっていると思ったし、よかった」と語り、復活へ向けて手応えを感じている様子だった。試合は6-4でカブスが勝利し、ダルビッシュはオープン戦2勝目を手にした

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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