侍で成長右腕燕・梅野が連投も1回無失点 勝利の方程式入りへ調整順調

ヤクルト・梅野雄吾【写真:荒川祐史】
ヤクルト・梅野雄吾【写真:荒川祐史】

小川監督も「自分のボールを継続して投げていた」と大きな戦力として期待

■阪神 10-1 ヤクルト(オープン戦・20日・神宮)

 高卒3年目・梅野雄吾投手が20日、阪神とのオープン戦(神宮)に7番手で登板。1-10と大差のついた9回のマウンドに立ち、1回無失点。侍ジャパンのメキシコ戦に初選出され、成長著しい右腕が、しっかり仕事をしてみせた。

 開幕カードを意識してか、19日の広島戦に続き、連投でマウンドに立った。先頭の福留を148キロの速球で右飛。北條を三塁へのゴロに打ち取ったが、三塁手の村上が一塁へ悪送球。それでも、後続をぴしゃりと打ち取った。

 前日の広島戦は、7回に登板して田中広、菊池涼を2者連続三振にとるなど、首脳陣は「7回の男」として、勝利の方程式入りを計算している。小川監督も「自分のボールを継続して投げていた」と信頼は厚い。

「クイックの時に、球のスピードが落ちる。フォームの再現性とかも課題だが、この時期に連投できたことを、シーズンに生かしたい。(開幕カードの)意識は少しあった」と梅野。阪神との開幕戦をしっかりイメージしていた。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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