ロッテ ドラ1藤原の二塁打が突破口 “鬼門”の本拠地でオープン戦初勝利
オープン戦初マルチのアピール 井口監督は開幕スタメンの可能性も示唆
■ロッテ 3-0 阪神(オープン戦・21日・ZOZOマリン)
ロッテは21日、阪神とのオープン戦(ZOZOマリン)を3-0で勝利し、今季のオープン戦本拠地初勝利を挙げた。
4試合ぶりの本拠地での一戦となった阪神戦。6日ぶりのスタメン起用となった藤原が初回、阪神先発・馬場から、右翼二塁打を放ちチャンスを作ると、1死満塁から5番角中の左犠飛、6番レアードの左翼適時打で2点を先制。その後は投手戦となったが先発・石川を始め、酒居、種市、唐川、益田の救援陣が阪神打線を無失点に抑えた。
「こういう(ホームの)雰囲気を体験してほしい」と井口監督は藤原を6試合ぶりのスタメンで1番に起用した意図を説明。初回、見事に起用がはまって先制点につながった。「いい形で出塁してくれました。1番打者には、チームに流れを呼び込んでほしい打順なので、(藤原の二塁打で)チームも初回から乗れたんじゃんいですか」と、ここまでアピールを続けているルーキーを褒め称え、開幕スタメンの可能性も示唆した。
交流試合のラミゴ戦を除けば、昨年9月5日の対ソフトバンク戦以来のZOZOマリンスタジアムでの勝利。昨季は本拠地14連敗でシーズンを終えている。「勝ってないな、と思いながら試合はしていましたが、開幕戦ではしっかり勝てるように戦っていきたい」と、指揮官は改めて本拠地開催の楽天との開幕戦へ気を引き締め直した。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)