巨人ドラ1高橋がローテ入りへアピール、6回途中2失点 残り1枠争いが激化

西武とのオープン戦で先発した巨人のドラフト1位・高橋優貴【画像:(C)PLM】
西武とのオープン戦で先発した巨人のドラフト1位・高橋優貴【画像:(C)PLM】

プロを意識した北東北大学野球リーグの先輩、西武・多和田との投げ合い

■西武 – 巨人(オープン戦・21日・メットライフ)

 巨人のドラフト1位ルーキーの高橋優貴投手(八戸大)が21日、西武とのオープン戦(メットライフ)に先発し、6回途中4安打2失点と粘りの投球を見せ、首脳陣にアピールした。

 高橋は2回に山川、4回に森とソロを浴びて失点したが、大学の先輩である秋山からは2つの空振り三振を奪うなど、要所を締めた。岡本、坂本、陽岱鋼といった味方打線の援護も大きく、思い切って腕を振ることができた。6回は2つの四球で2死一、二塁とピンチを招いたところで、94球で降板。2番手の桜井が外崎をきっちり二ゴロに抑え、このイニングも無失点で切り抜けた。

 相手の先発の西武・多和田は富士大出身。同じ北東北大学野球春季リーグで投げ合ったことがある。高橋が1年で多和田が4年だった。その時以来の投げ合いになった。その時に敗れ、プロに行く投手のすごさを感じ取った。力をつけた高橋は、多和田が4年間で積み重ねたリーグ記録の299奪三振を塗り変える301奪三振をマークし、プロへの扉を開いた。気合が入るのも必然だった。一方、多和田は精彩を欠き、6回途中7失点だった。

 前日の巨人の先発・畠が日本ハム戦(甲府)で6回3失点6奪三振の好投を見せて、ローテ争いに名乗りを挙げてきた。開幕ローテ入りがすべてではないが、活きのいい若手投手がいることはチームにとって好材料だ。

(Full-Count編集部)

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