広島小園から守護神・石山が3連発被弾 投手陣に燕・小川監督「全体的に球高い」

ヤクルト・小川淳司監督【写真:荒川祐史】
ヤクルト・小川淳司監督【写真:荒川祐史】

球だけではなく、リーグ優勝へ超えるべき広島の壁も高い

■ヤクルト 7-7 広島(オープン戦・21日・神宮)

 開幕を目前に、ヤクルトが守護神・石山が4点リードの9回に広島打線につかまった。昨夏のマツダスタジアムでの悪夢を思い起こされる投球となった。

 21日の広島戦(神宮)で7-3の9回、昨年35セーブ、絶対の抑えの石山が1死一塁で広島のドラ1・小園(報徳学園)に143キロの速球を右翼へ2号2ランされると、続く堂林にも左翼へ1号ソロ、とどめはバティスタで中堅バックスクリーンへ2号ソロと3連発で一気に4点差を追いつかれ、7-7で引き分けた。

 昨年8月23日の広島戦、8-5と3点リードの9回に登板した石山は、丸に同点3ランを浴び、鈴木に左翼席へサヨナラと2者連続被弾でサヨナラ負けした。昨年は最下位から2位まで追い上げたが、結局、広島戦の6勝19敗が大きく響いた。

 開幕を目前に広島の高い壁を思いしらされるような内容に、ヤクルト小川監督も「ひっくり返されたことが頭に残るのはよくない。この風で気の毒かもしれないが、経験もある。全体的にピッチャーの球が高い」と先発の小川を含め、投手陣の制球難に苦渋の面持ちだった。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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