平野佳寿は今季もセットアッパーで開幕 抑えはOP戦防御率12.27のホランド

ダイヤモンドバックスのグレッグ・ホランド【写真:AP】
ダイヤモンドバックスのグレッグ・ホランド【写真:AP】

ロブロ監督が通算189セーブのホランドをクローザーに指名「難しい決断だった」

 ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督が24日(日本時間25日)、新加入のグレッグ・ホランド投手を今季のクローザーに指名したとESPNが報じた。2年目の平野佳寿投手は今季もセットアッパーとして開幕を迎えることになる。

 ESPNは「ロブロがホランドをDバックスの抑え投手に正式指名」とのタイトルでレポート。記事では「右投げの救援投手であるグレッグ・ホランドがダイヤモンドバックスの抑え投手になる。監督のトーリ・ロブロが日曜日に伝えた」と報じている。

 ホランドは今春のオープン戦で4試合に登板し、防御率12.27。それだけに、ESPNでは「苦戦しているにもかかわらず」クローザーに指名されたとしている。ただ、メジャー通算189セーブを誇り、2017年にセーブ王にも輝くなど実績を誇ることから、まずは開幕から試合を締める役割を担うことになったようだ。記事では「右腕のアーチー・ブラッドリーとヨシヒサ・ヒラノがホランドの前に登場するセットアッパーを務めることになる」とも付け加えている。

 また、MLB公式サイトでは、ロブロ監督のコメントを紹介。「難しい決断だった。本当に容易ではなかった。この選手たち(ホランド、ブラッドリー、平野)は非常に効果的な投球をする。しかしながら、最後の“締め”の部分におけるホランドの経験こそが、私が大きく(決断するうえで)考慮する面だった」。3人の中から誰を一番後ろに据えるか、悩み抜いた末に結論を出したようだ。

 メジャー1年目の昨季はシーズン最終盤にクローザーを任されたものの、それまでは安定抜群のセットアッパーとしてチームを支えた平野。26試合連続無失点、リーグ3位タイの32ホールドを記録するなど存在感を見せた。今季も、まずはクローザーに繋ぐ役割をしっかりと果たしてくれそうだ。

(Full-Count編集部)

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