イチロー引退は同僚にも「人生最高の瞬間」も…マ軍は「現実に切り替えなければ」

東京ドームでの試合を最後に現役を引退したマリナーズ・イチロー【写真:AP】
東京ドームでの試合を最後に現役を引退したマリナーズ・イチロー【写真:AP】

地元紙が指摘「日本への感動的な遠征の後、現実に切り替えなければ」

 21日の東京ドームでのアスレチックス戦を最後に現役を引退したマリナーズのイチロー外野手。日本のファンの大きな拍手の中、同僚たちと抱擁を交わし、グラウンドを後にしたラストシーンは感動を呼んだが、シアトルの地元紙は“イチロー後”のマリナーズに「切り替え」を促している。

 地元紙「シアトル・タイムズ」は「マリナーズは日本への感動的な遠征の後、レギュラーシーズンという現実に切り替えなければならない」とのタイトルで記事を掲載。日本開幕戦を終えたマリナーズの現状について「彼らは微妙なバランスに直面している」と指摘している。オフに主力を多く放出したマリナーズ。再建1年目にどのような戦いを見せるか、注目が集まる。

 記事では、イチローの感動的な“セレモニー”が行われた日本での開幕シリーズについて「野球の神様の旅立ちに間近で立ち会ったという人生最高の瞬間について、彼らは享受したい思いであろう」と指摘。3Aへの降格が決まったブレーデン・ビショップは「あの時の経験を言葉で表現するのは難しいよ。彼が交代した時は感情が高まり、皆が彼を祝福したんだ。そしてその30秒後、僕はメジャーデビューを果たしたんだ。この感情の高まりのピークは、絶対に忘れらないね」と振り返っている。

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