キンブレル、カイケル、コロン…メジャー大物FA選手のNPB移籍はあるのか?

去就が注目されるクレイグ・キンブレル(左)ら【写真:Getty Images】
去就が注目されるクレイグ・キンブレル(左)ら【写真:Getty Images】

通算333セーブのキンブレル、CY賞2度のカイケル、通算247勝コロンが未契約のまま

 大リーグはマリナーズ、アスレチックスを除く28球団が28日(日本時間29日)に開幕戦を迎える。いよいよ162試合の長丁場の戦いが始まるが、一方で昨オフからのFA市場の停滞を受けて未契約の選手たちが多い。ここではまだ所属先の決まらない一流プレーヤーを紹介したい。

 まず筆頭として挙がるのは歴代14位の通算333セーブを挙げているクレイグ・キンブレル投手だろう。レッドソックスに所属した昨季は63試合登板し、メジャー3位の42セーブ。5勝1敗、防御率2.74をマークし、5年ぶりのワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。新人王、セーブ王4度、オールスター7度、8年連続30セーブ以上など申し分のない活躍を見せている。これまでナショナルズ、古巣のブレーブスなどが獲得候補として挙げられる中、勤続疲労や高年俸のリスクなどから獲得球団が表れていないのが現状だ。

 15年に20勝を挙げたサイ・ヤング賞左腕、ダラス・カイケルの新天地も決まっていない。昨季はアストロズで34試合登板し、12勝11敗、153奪三振、防御率3.74をマーク。オールスター戦に4度選出され、ゴールドグラブ賞を4度受賞した31歳は17年のワールドシリーズ制覇、昨季は2年連続ポストシーズン進出へ大きく貢献した。これまでレッズやエンゼルスが有力予想され、フィリーズ、ブレーブスなどが獲得候補として挙げられる中、高年俸のリスクなどから契約に至っていない。

 上記に挙げた大物FA2投手以外にもビッグネームは多数いる。通算247勝をマークしている45歳右腕、バートロ・コロンは昨季レンジャーズで7勝12敗、防御率5.78。オフにFAとなってからは音沙汰がない。サイ・ヤング賞を2度受賞したティム・リンスカムは昨年レンジャーズと1年契約を結んだが、右手中指にできたマメの影響などで故障者リスト入り。6月に自由契約になっている。12、13年セーブ王のジム・ジョンソンも昨季エンゼルスで62試合登板し、5勝3敗2セーブ、防御率3.84を記録したが、依然として未契約のままだ。

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