平成開幕戦の歴史を振り返る 番長・三浦は7戦7敗の珍記録、巨人が最高勝率【セ編】

開幕投手を7度務めたDeNA・三浦大輔コーチ【写真:荒川祐史】
開幕投手を7度務めたDeNA・三浦大輔コーチ【写真:荒川祐史】

巨人は斎藤雅樹が開幕4連勝、菅野も3連勝を記録

 プロ野球は3月29日に平成最後の開幕戦を迎える。過去30回のセ・リーグ開幕戦の勝敗も見ていこう。過去30試合の勝率順に、各球団の開幕戦の戦績を紹介していく。

1位 勝率.633(19勝11敗) 読売ジャイアンツ

 V9時代(1965年~73年)の開幕戦は2勝7敗。開幕戦に弱いと言われた巨人だが、平成に入ってからは強い。92年~96年と13~17年に2回5連勝している。投手別では斎藤雅樹が93~96年に4連勝している。菅野も14~16年3連勝。

2位 勝率.586(17勝12敗1分)東京ヤクルトスワローズ

 ヤクルトが2位。開幕戦に限れば東京勢が強いことがわかる。石川雅規は、8度の開幕投手を務め5勝3敗。石井一久も3勝1敗。エース級が開幕から力を発揮している。

3位 勝率.536(15勝13敗2分)広島東洋カープ

 2010年まで13勝7敗、勝率は6割を超えていたが、ここ8年で2勝6敗と足踏み。しかし、それでも広島はリーグ3連覇。開幕で躓いても立ち直りは早い。佐々岡真司と黒田博樹が3勝1敗の成績を残している。

4位 勝率.500(14勝14敗2分)中日ドラゴンズ

 21世紀に入り、落合博満監督になってからは強豪チームとなった。開幕戦も2009年までは12勝7敗2分だった。最近9年間は2勝7敗。川上憲伸が3勝0敗。NPBのセーブ王・岩瀬仁紀が2敗しているのが目を引く。

DeNAの三浦は7度の開幕投手を務めるが全て敗戦投手に

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