ハム中田が4番の仕事、延長10回に劇的サヨナラ満塁弾! 2人敬遠後に意地の一打

札幌ドームは大熱狂、近藤が3打点と活躍

■日本ハム 7-3 オリックス(29日・札幌ドーム)

 2019年のプロ野球が29日に開幕。本拠地でオリックスと対戦した日本ハムは7-3でサヨナラ勝ち。延長10回にもつれ込んだ熱戦を制した。近藤が8回に同点2点打を放つなど3打点の活躍。最後は4番の中田がサヨナラ満塁弾を放った。オリックスは西村徳文監督の初陣を勝利で飾れず。「5番・三塁」で開幕スタメンに名を連ねたドラフト2位ルーキーの頓宮が2安打2打点と活躍するも、好投していた先発の山岡が8回につかまり、最後は岩本がサヨナラ打を浴びた。

 オリックスは初回、日ハム先発・上沢の制球の乱れもあり、1死満塁の絶好機を作ると、頓宮がライト前にしぶとく運ぶタイムリー。2点を先制した。

 一方の日本ハムは、3回に近藤のタイムリーで1点を返す。すると、オリックスは4回に西浦がタイムリー。先発の山岡は3回以外は危なげない投球で7回まで1失点に抑えた。

 8回、日本ハムは斎藤佑を3番手で投入。T-岡田のヒットや暴投で2死三塁とするも、安達のセーフティーバントを落ち着いて処理して無失点で切り抜けた。その裏、日本ハム打線は山岡をとらえる。中島卓の四球、浅間のヒットなどで2死二、三塁とすると、近藤が同点の2点タイムリー。同点に追いついた。

 試合は延長へ。迎えた10回。日本ハムは先頭・中島卓が好走塁で岩本から二塁打を放つ。犠打で三塁に進むと、オリックスは西川、近藤の2人を申告敬遠で歩かせる。中田は3球目をレフトファウルゾーンに打ち上げるも、小田は捕球せず。カウント2-2となってから左中間へ今季1号の豪快なサヨナラ満塁弾を叩き込み、札幌ドームは熱狂に包まれた。日ハムは4年ぶりの開幕戦勝利となった。

(Full-Count編集部)

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