ハム栗山監督、4番中田のサヨナラ満弾を喜ぶ「これで翔も落ち着いてやれる」

日本ハム・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】
日本ハム・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】

4年ぶりの開幕戦勝利、上沢の黒星消し「みんながナオのためにという感じもあった」

■日本ハム 7-3 オリックス(29日・札幌ドーム)

 日本ハムが4年ぶりに開幕戦勝利を飾った。2点を追う8回に近藤健介外野手の左前2点適時打で追いつき、延長10回に中田翔内野手の劇的サヨナラ満塁弾が飛び出した。

 栗山英樹監督は「開幕戦で選手たちもかなり緊張しながらの試合。お互いに追い込まれながら、勝ち切っていくというすごくいい形だった」とうなずいた。

 日替わりオーダーを宣言している中で開幕戦の4番に据えた中田が最高の結果を出した。栗山監督は「見た目以上に真面目なところがあるので、いい形でスタートを切らせてあげたいと思っていた。これで明日から翔も落ち着いてやってくれると思う。いいホームランだったと思います」と祝福した。

 初めて開幕投手を務めた上沢直之投手は6回8安打3失点で降板。指揮官は打線が逆転して上沢の黒星を消したことを喜んだ。「一番うれしかったのは、ナオが一番責任を感じていて、負けなかったこと。それがすごく大きかった。みんながナオのためにという感じもあった」とチームの一体感に目を細めた。

「久しぶりに勝ちからスタートできた」と一瞬だけホッと息をついた栗山監督。「今日(勝ち星を)取った以上は明日のことしか考えてない」とすぐに表情を引き締め、2戦目を見据えた。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY