ダルビッシュ、古巣レンジャーズ戦初先発へ感慨「ここで育ったという感覚もある」

カブス・ダルビッシュ有【写真:田口有史】
カブス・ダルビッシュ有【写真:田口有史】

2017年7月31日にドジャースへトレード移籍して以来初凱旋

■レンジャーズ – カブス(日本時間31日・アーリントン)

 カブスのダルビッシュ有投手が30日(日本時間31日)、敵地でのレンジャーズ戦の先発マウンドに上がる。レンジャーズと言えば、ダルビッシュがメジャーデビュー後、5年半を過ごした懐かしの古巣。復活をかける今季の初登板を慣れ親しんだ球場で迎える右腕は、「自分にとって大きな意味がある」と感慨深げに話したという。地元紙「フォートワース・スターテレグラム」が伝えている。

 今季初先発を前に米メディアの取材に応じたダルビッシュは、流暢な英語でテキサスへの特別な思いを語った。2012年のメジャーデビューから5年半を過ごした土地について、「僕は日本で育ったけれど、ここで育ったという感覚もあるんだ」と感慨深げ。「自分にとって大きな意味を持っている。この球場は数々の歴史を刻んできた。ここで登板できてうれしいよ。しかも開幕シリーズでね」と喜びを隠さなかったという。

 シリーズ第2戦に先発するダルビッシュに続き、第3戦の先発マウンドに上がるコール・ハメルズ投手もレンジャーズで過ごした人物。AP通信によると、レンジャーズのジョン・ダニエルズGMは「またとない機会。
才能溢れる2人と対戦できるのは、我々の選手にとっていいチャレンジとなるし、最高の投手に対してうちの選手がどういうプレーを見せるのか見るのが楽しみ」と心躍らせている様子だった。

 またカブスのジョー・マドン監督は「ここで投げることは意味がある。この球場はよく打球が飛ぶという事実も、2人は熟知している。内角を攻めると同時に、積極的になりすぎて悪いカウントにならないように……」と慎重さを緩めなかった。カブスのセオ・エプスタイン編成本部長は、ダルビッシュが順調なスプリングトレーニングを送ったことに触れながら「勝負はこれからだ」と断言。開幕後は気合を入れ直して、新たな気持ちで試合に臨むことを強調した。

 ダルビッシュ自身はエルビス・アンドラス、ルーグネッド・オドル、ノマー・マザラらとの対戦を楽しみにしているというが、果たして結果やいかに。試合は30日午後7時05分(同31日午前9時05分)からスタートする。

(Full-Count編集部)

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