鷹・工藤監督 開幕連勝スタート 柳田の逆転満塁弾に「見事でした」と絶賛

ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】

7回加治屋、嘉弥真、8回は新人・奥村でつなぎ最後は森が締める

■ソフトバンク 6-5 西武(30日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクは30日、ヤフオクドームで行われた西武戦に6-5で勝利し、連勝スタート。開幕カードの勝ち越しを決めた。

 ソフトバンクは初回に1点を先制するも、直後の2回表に先発のアリエル・ミランダ投手が栗山巧外野手に逆転2ランを献上。さらに4回表には四球絡みで2点を失った。3点ビハインドとなった4回裏、今宮健太内野手が押し出し四球を選んで1点を返すと、柳田悠岐外野手の満塁弾で再び逆転した。

 工藤公康監督は、主砲の満塁弾に「見事でしたね。四球の後の初球とは言いますが、高い球を良くとらえてくれました。頼りにしてます」と称賛。さらに2試合連続で複数安打の1番・牧原大成内野手と2番・今宮健太内野手について「どんな形であれ出塁すれば、どちらも足がある選手なので相手のプレッシャーになるし、失投も増える。今日も柳田くんがその失投を逃さずに打ってくれました」と語った。

 この日は7回に加治屋蓮投手と嘉弥真新也投手でつなぎ、8回はルーキーの奥村政稔投手を起用。奥村の8回起用は「多彩な変化球があるし、昨日投げたことで今日は落ち着いて投げられるだろうと思った」と工藤監督。一発を浴びて1点差とされたが、その後はしっかりと3人で片づけた。また、指揮官は7回、8回の継投について「これからもいろいろ話をして状態を見ながらやっていきたい」と、しばらくはさまざまなパターンを試しながら森唯斗投手へとつないでいくことを示唆した。

 開幕カードで昨年のリーグ覇者に勝ち越し。工藤監督は最後に「まず勝ち越せたことは何よりですが、明日は明日で切り替えて頑張ります」とした。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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