広島緒方監督、初対戦のヤングマンに脱帽 「独特のカーブは難しいところがある」

広島・緒方孝市監督【写真:荒川祐史】
広島・緒方孝市監督【写真:荒川祐史】

約2年ぶりの先発となった床田には「ちょっと力が入っていたようだった」

■巨人 5-2 広島(30日・マツダスタジアム)

 広島は30日、マツダスタジアムで行われた巨人戦に2-4で敗れた。先発の床田が6回途中4失点で降板し、リリーフ陣も不安定な内容で流れを変えられなかった。打線は7安打を放ったが連打はなく、鈴木の1号ソロ本塁打と内野ゴロの間に挙げた2得点に終わった。

 初対戦となった巨人先発のヤングマンから6回まで1点のみに抑えられ、緒方監督は「独特のカーブは難しいところがあるし、真っ直ぐも滑っていた」と、昨季初登板から3連勝した長身右腕に脱帽した。

 約2年ぶりの先発となった床田については「ちょっと力が入っていたようだった。球が浮き気味だったし、(きわどい球が)ストライクをとってもらえないこともあって苦しい投球になった」と残念そうに話した。2番手以降に登板した4投手もいずれも走者を許す苦しい投球だった。初登板となったレグナルトは2四球を与え、ルーキーの島内も3与四球で1失点とデビューを飾れなかった。

 それでも指揮官は「オープン戦とは違うし、最初の試合は力が入るもの。なかなか力を発揮することは難しい」とリリーフ陣を責めることはなく、「2回目の登板からは、本来の力を出してくれるでしょう」と次回以降に期待した。

 FA移籍の丸は第2戦も無安打に終わったが、3四球と出塁を許し、そのうち2つが失点につながった。マツダスタジアムでは4年連続勝ち越し中で、昨季も9勝2敗1分とカモにしていた巨人との開幕カードは1勝1敗のタイとなった。カード勝ち越しで巨人の苦手意識を継続できるか、31日の第3戦は今季を占う意味で重要な一戦になりそうだ。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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