ダルビッシュ3回途中3失点で乱調降板 自己最多7四球も勝敗つかず チーム黒星

レンジャーズ戦で今季初先発したカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
レンジャーズ戦で今季初先発したカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

レギュラーシーズンでは自己最短の2回2/3で降板

■レンジャーズ 8-6 カブス(日本時間31日・アーリントン)

 カブスのダルビッシュ有投手が30日(日本時間31日)、敵地でのレンジャーズ戦で今季初先発に臨み、レギュラーシーズンではメジャー自己最短となる2回2/3で降板する波乱のスタートとなった。2回2/3を投げて1被弾を含む6安打7四球4奪三振3失点(自責3)。リードを守って降板したため3勝敗はつかなかったが、チームは8回に逆転を許し、6-8で敗れた。

 2012年のメジャーデビューから5年半を過ごした敵地グローブライフパークのマウンド。2017年7月にドジャースへトレード移籍されて以来、約1年8か月ぶりの凱旋登板となったが、苦戦を強いられた。試合開始時間の気温は約11度、風速8メートルというコンディションの中、3点の援護を受けて向かった初回のマウンドから乱れた。

 初回は先頭から2者連続三振に仕留め、上々の滑り出しかと思われたが、3番アンドラスに四球を与えると、マザラ、ギャロと3者連続四球で2死満塁。最後はカブレラをこの日最速154キロの高め速球で空振り三振に斬って、何とか無失点に抑えた。

 2回は、当初は有効だったスライダーを見切られるようになり、先頭グズマンとカイナー・ファレファに連続四球。続くデシールズの打席で二塁走者だったグズマンが飛び出してアウトとなったが、結局デシールズにも四球で、2イニング連続で3者連続四球を与えた。2死一、二塁からオドールに打球を右前に運ばれ1点を失ったが、最少失点で免れた。

 マウンドに戻った3回は、先頭マザラに四球を与えて、自己最多となる7四球を記録。1死一塁からカブレラに内角高め速球を右翼スタンドに飛び込む2ランとされ、1点差に詰め寄られた。続くグズマンを投ゴロに打ち取ったところで、75球(38ストライク)を投げて降板。下を向きながらダグアウトに戻った。

 チームは5回にシュワーバーのソロ弾などで2点を加えてリードを広げたが、8回に逆転を許して敗れた。

(Full-Count編集部)

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