最高の本塁打強奪動画集にファン興奮 完全試合“アシスト”キャッチも登場

ホワイトソックスなどに在籍したドウェイン・ワイズ【写真:Getty Images】
ホワイトソックスなどに在籍したドウェイン・ワイズ【写真:Getty Images】

MLB公式ツイッターが動画で投票「イチローのフェンスよじ登りが入っていないなんて」

 野球の華の1つであるホームラン強奪キャッチ。滅多にお目にかかれないが、過去には記憶に残るスーパーキャッチが数多くあった。MLB公式ツイッターは「どの外野手が主役の座を奪った?」とのタイトルで動画を投稿。4人のホームランキャッチを紹介している。

 最初は2006年ナ・リーグ優勝決定シリーズ第7戦の6回に飛び出したエンディ・チャベス(メッツ)の美技。レフトスタンド一直線の打球をタイミング抜群のジャンプで右手に収めている。飛び出していたランナーもアウトにし、勝ち越しのピンチを救ったが、結局メッツはこの試合でカージナルスに敗れ敗退している。

 2つ目は、2006年7月1日のアストロズ戦の6回にゲイリー・マシューズJr.(レンジャーズ)が見せた美技。バックスクリーンに向かう打球を背走で追いかけ、そのままの勢いでフェンスをよじ登りキャッチ。打ったマイク・ラム内野手も茫然とするしかなかった。

 3つ目はドウェイン・ワイズ(ホワイトソックス)のキャッチ。2009年7月23日レイズ戦の9回のプレーだが、この試合でマーク・バーリー投手が完全試合を達成している。大記録を後押しするビッグプレーだった。

 最後は2012年6月27日オリオールズ戦1回のマイク・トラウト(エンゼルス)。右中間へ伸びていく打球を滞空時間の長いジャンプでキャッチした。ルーキーイヤーだったトラウトはこの年に新人王を獲得。その後、輝かしいキャリアを築いていくことになる。

 ツイッターのコメント欄には自分の好きなキャッチを書き込むファンが相次いだ。

「断トツでワイズ」
「ドウェイン・ワイズのキャッチは1アウト以上の価値がある」
「メッツが勝っていたら、エンディ・チャベスのキャッチが野球史上最も決定的な守備プレーとなっていただろう」
「チャベス。なぜならポストシーズンのプレーだから」
「イチローのフェンスよじ登りが入っていないなんて野球に失礼だ」
「選択肢を見る前から、エンディ・チャベスだと思ったよ」
「マシューズ。最も身体的に素晴らしい」

 さらにファンだけではなく、ともに昨季限りで引退したブラッド・ジーグラー氏とブランドン・マッカーシー氏もコメント。ジーグラー氏が「マイク・トラウトは大好きだけど、9回に完全試合に貢献したドウェイン・ワイズに投票しない人は間違っている」とコメントすると、マッカーシー氏が「ゲイリー・マシューズJr.のキャッチは超人的だ。ビデオゲームのリプレーのようだ」と返信。さらにジーグラー氏は「ステロイドは人を超人的にする傾向がある」と返し、禁止薬物疑惑のあったマシューズを皮肉っている。

【動画】「どの外野手が主役の座を奪った?」 MLB公式が最高の本塁打強奪集を公開

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