マクガフ→大下→五十嵐→石山 燕・サヨナラ勝利の裏にあった好救援に指揮官絶賛

ヤクルト・小川監督【写真:荒川祐史】
ヤクルト・小川監督【写真:荒川祐史】

8回からは10年ぶり本拠地登板の五十嵐が無失点 石山は9回3人締め

■ヤクルト 5-4 DeNA(3日・神宮)

 ヤクルトは3日、DeNAに9回サヨナラ勝利を収めた。一時は3点をリードされたが8回に雄平の同点1号3ラン、最後は山田哲の押し出し四球で勝利。雄平の一打や、好調・青木の口火を切る安打、山田哲の復調気配など、打線でポイントはあったが、救援陣の奮投も見逃せなかった。

 期待の高卒4年目左腕の高橋が今季初先発した。3回までは好投をしたが、4回につかまり、3失点でKO。ここからヤクルトは継投策に出た。

 小川監督は「(高橋は)もう少し経験を踏んでもらえればね。(救援陣が)本当によく踏ん張ってくれた。そういう好投があったからサヨナラ勝利に繋がっていく。(彼らの)頑張りは欠かせない」と称賛した。

 4回途中からマクガフが1回2/3を無安打無失点。続く、大下もキレのあるスライダーで2回を被安打1の無失点リレー。そして、10年ぶりの本拠地登板となった五十嵐が8回から登板するとスタジアムの雰囲気は負けているのにもかかわらず、熱気が帯びてきた。無失点に抑えると、その裏に同点。9回を石山が3人を10球で仕留め、サヨナラへのお膳立ては完了。4投手の無失点リレーがなければ、この勝利もなかっただろう。

 接戦に勝つとチームに地力がついてくる。「粘りが去年から出ているのは事実。見事でした。とにかく一戦一戦、目の前の試合を戦うだけ」と3連勝も指揮官は気を引き締めていた。

(楢崎豊 / Yutaka Narasaki)

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