ダルビッシュ2戦連続白星ならず 5回途中3失点 雨天で粘投も打線援護なし

ブレーブス戦に先発登板したカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
ブレーブス戦に先発登板したカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

ブレーブス先発フリードが5回パーフェクトの快投

■ブレーブス – カブス(日本時間5日・アトランタ)

 カブスのダルビッシュ有投手が4日(日本時間5日)、敵地でのブレーブス戦で今季2度目の先発に臨み、4回0/3を5安打2奪三振4四球3失点(自責3)。1点ビハインドの5回無死一、二塁とピンチを招いたところで、71球を投げてマウンドを下りた。中継ぎ陣がダルビッシュの残した2走者を返したため、3失点となった。

 今季初勝利を狙う右腕は、初回から速球は最速95マイル(約153キロ)を計測するなど、思い切り腕を振っていった。立ち上がり2死を奪った後に、3番フリーマンにストレートの四球を与えたが、続くアクーニャJr.を三ゴロに打ち取り、無失点とした。

 2回は先頭マーカキスの鋭い打球が直撃しそうになり、しゃがんで間一髪でかわしたが、センターへ抜ける安打となる。1死からマキャンに四球を与え、続くスワンソンの遊ゴロで2死一、三塁としたが、最後は相手先発フリードを3球三振に仕留めた。

 雨足が強くなり始めた3回は、わずか9球で3者凡退。そして迎えた4回だった。1死からマーカキスに左前打を許すと、続くオールビーズに右中間に安打を運ばれ、1死一、三塁に。ここでマキャンに右前打で続かれ、1点の先制を許す。なおも1死一、三塁のピンチが続いたが、三塁走者オールビーズが大きく飛び出したところを挟殺。スワンソンに申告敬遠で2死一、二塁としたところ、投手フリードにフルカウントから7球目を左翼線へライナー性の打球を運ばれたが、左翼を守るシュワーバーが豪快なダイビングキャッチを決め、最少失点で切り抜けた。

 だが、打者3巡目となった5回。先頭インシアルテに初球を右翼線二塁打とされると、続くドナルドソンに四球を与え、無死一、二塁としてしまう。ここでジョー・マドン監督が登場。ダルビッシュは71球(47ストライク)を投げて、ベンチへ下がった。

 ここでマウンドを継いだエドワーズJr.がフリーマンに四球を与えて無死満塁とピンチ拡大。続くアクーニャJr.への暴投で1点を追加されると、四球で再び無死満塁。ここで3番手チャットウッドがマウンドに上がったが、マーカキスが右中間に走者一掃二塁打を放ち、一気に点差を広げられた。

 ブレーブス先発のマックス・フリードが5回までカブス打線をパーフェクトに抑える快投を披露。ダルビッシュは雨足が強くなる中、何とか粘投したが報われなかった。

(Full-Count編集部)

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