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丸佳浩の加入が巨人にもたらした“速攻力” セ・リーグトップを誇る序盤の得点

開幕から2週間が経過した今季のプロ野球。広島が3連覇中のセ・リーグは巨人が好スタートを切っている。7日時点で6勝3敗で首位を走っている。その大きな要因の1つが、新加入の丸佳浩であることは間違いない。

巨人・丸佳浩【写真:Getty Images】
巨人・丸佳浩【写真:Getty Images】

丸が3番に入ることで、坂本が2番に回り得点力アップ

 開幕から2週間が経過した今季のプロ野球。広島が3連覇中のセ・リーグは巨人が好スタートを切っている。7日時点で6勝3敗で首位を走っている。その大きな要因の1つが、新加入の丸佳浩であることは間違いない。

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 開幕戦から「3番・中堅」でスタメンが続く丸だが、3月29日の古巣・広島との開幕戦では4打席4三振と最悪のスタートだった。だが、そこはやはり2年連続MVP。しっかりと実力を発揮し、3番打者として復調。これによって巨人打線も勢いを得た。

 丸が3番に座ったことで、昨年までの3番・坂本勇人が2番に繰り上がった。MLBでは“2番最強打者”が流行しているが、それに近いような形ができあがった。MLB2番最強打者は、早い回に大量点を奪って試合を有利に進めることを意図している部分もあり、まさに巨人も“速攻”によって得点を稼いでいる。

 今季のセ・リーグ6球団の1~3回の得点数を見てみよう。

巨人 8→2→10(計20得点)
ヤクルト 4→6→1(計11得点)
DeNA 7→3→2(計12得点)
広島 2→1→7(計10得点)
中日 1→6→3(計10得点)
阪神 2→0→1(計3得点)

 巨人打線は、3回までに全得点の50%に迫る20得点を挙げている。1回に8得点、そして上位に2巡目の打席が回る3回に10得点を挙げており、共にリーグ最多。序盤にしっかり点を稼ぐことで、試合展開を有利にしている。

 巨人が他球団の中心打者を獲得するようになったのは、1976年の張本勲からだ。これ以後の主要な日本人打者の移籍1年目の数字を見ていこう。()は移籍元チーム。/の後は打率ランキング。

1976年 張本勲(日ハム)最多安打、ベスト9
130試513打182安22本93点8盗 打率.355/2

1994年 落合博満(中日)
129試447打125安15本68点0盗 打率.280/19

1995年 広沢克己(ヤクルト)
131試446打107安20本72点6盗 打率.240/29

1997年 清原和博(西武)
130試462打115安32本95点0盗 打率.249/29

2000年 江藤智(広島)ベスト9
127試457打117安32本91点7盗 打率.256/26

2004年 小久保裕紀(ダイエー)
125試462打145安41本96点0盗 打率.314/6

2007年 小笠原道大(日ハム)MVP ベスト9
142試566打177安31本88点4盗 打率.313/4

2007年 谷佳知(オリックス)
141試541打172安10本53点10盗 打率.318/3

2012年 村田修一(横浜)ベスト9
144試516打130安12本58点1盗 打率.252/16

2017年 陽岱鋼(日ハム)
87試330打87安9本33点4盗 打率.264

 中日の谷沢健一と激しい首位打者争いをした張本勲、主軸打者としてチームを優勝に導きMVPに選ばれた小笠原道大など、大活躍した先輩選手たちがおり、丸にも同様の活躍が期待される。

 もし、丸が2019年もMVPに選出されれば、セ・リーグ初の「3年連続MVP」となる(パでは76~77年に阪急山田久志が、94~96年にオリックスのイチローが3年連続MVP)。巨人が5年ぶりVを果たせば、その可能性も出てきそうだ。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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