田中将大、6回3安打1失点の快投も…78球降板、救援が打たれ2勝目の権利消滅

アストロズ戦に登板するヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
アストロズ戦に登板するヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

“天敵”アストロズ相手に好投、メジャー屈指の右腕バーランダーに投げ勝つも…

■アストロズ – ヤンキース(日本時間9日・ヒューストン)

 ヤンキースの田中将大投手は8日(日本時間9日)、敵地アストロズ戦で今季3度目の先発登板。6回3安打1失点3奪三振2四球と好投し、メジャー屈指の右腕ジャスティン・バーランダーに投げ勝ったが、後続が打たれて2勝目は消滅した。

 レギュラーシーズンで過去5度対戦し、0勝2敗、防御率8.87と苦しんでいた“天敵“アストロズとの対戦。田中は2回まで無失点に抑えると、ヤンキース打線は3回1死満塁でボイトがライト前に運ぶタイムリーを放ち、先制に成功した。

 田中はその裏、3者凡退に抑えるも、4回は先頭アルトゥーベにスプリットを捉えられ、レフトスタンドの看板より上に当たる一発を被弾。飛距離448フィート(約136.6メートル)、打球の初速109マイル(約175.5キロ)の特大弾。3試合目で今季初被弾となり、同点とされた。

 しかし、ヤンキース打線は直後の5回にジャッジがバーランダーから右翼へソロ弾。すぐに勝ち越しに成功した。さらに、6回にもフレイジャーのタイムリーで1点を追加。バーランダーは6回3失点で降板すると、田中はその裏に先頭チリノスの二塁打を浴び、スプリンガーは四球で無死一、二塁とされるも、後続を断って無失点で切り抜けた。

 田中はまだ78球(ストライク50球)だったが、7回のマウンドにはブリットンが上がった。すると下位打線にチャンスを作られ、チリノスの2点タイムリーで同点に。田中の勝ち星が消えた。田中は3試合で防御率1.47と好投を続けているが、2勝目はならなかった。

(Full-Count編集部)

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