【野球と音楽・特別対談】元燕エース川崎憲次郎とギター番長・古市コータローが抱く“地元”への特別な思い
古市コータローがソロアルバム「東京」に込めた地元への思いとは…
Full-Count「川崎さんにとっての故郷である大分に対して、コータローさんにとって故郷は東京ですよね。今回アルバムのタイトルにもなっていますが、なぜ今回『東京』というタイトルをつけたんですか?」
古市「来年東京オリンピックがあるでしょ。多分、あれで僕の知っている東京はなくなるんだと思ってるんですよ。そんな覚悟の上、自分にとっての東京は、故郷であり、自分を作ってくれた街なんだと再確認したかったのが一番でかいですね。ざっくり言うとね」
Full-Count「やっぱり東京に対してのアイデンティティーみたいなものを感じますか?」
古市「そうですね。やっぱり地方から来る東京のイメージと、もともと住んでいる東京のイメージでは景色が違うと思うんですよ。そういった意味で“地元意識”みたいなものを持たなきゃいけないんだろうなって。若い頃は何ともなかったけど、歳をとってくると本当に大事にしていかないと、なんか格好良くないかなって最近思うようになってね。そんなきっかけも東京オリンピックがあったから思い出させてくれたのかもしれないですね」
川崎「東京の人って地元意識がすごく薄いイメージがあるんですよね」
古市「そうですね。でも本当はね、大事にしなきゃいけないと思います。やっぱり住んでる人もどんどん変わっていくし」
川崎「うちの田舎は30年、40年たっても、隣はそのままなのに、東京では2週間ほど家を空けて帰ってくると隣が違う人になっていたり」
古市「東京は、そういった変わることに対して宿命的な街なので、余計に地元意識を僕が感じなくてはいけないのかなって、そんなところですね」
川崎「今回のアルバムで特にこだわった曲ってありますか? あえて1曲挙げるとしたら」
古市「今回は日本にこだわって、70年代終わりから80年代をイメージして作ったんですけど、特に1曲目の『かわいた世界に』は、こういう風に始めたいなという前提で、その通りの曲が作れたんで、まぁうまくいったかなと」
川崎「聴かせていただきました。THE COLLECTORSみたいなロックでくるのかなと思ったんですが、それとは違う、とても聴きやすい曲ばかりです」
古市「ありがとうございます。川崎さんはBOOWY世代だと思うけど、そのちょっと前のシティポップですよね。ショーケン(萩原健一)や(松田)優作、(山下)達郎さんとか、その辺りの感じを出せたらなと思っていたんで。川崎さんともう少し早く会えていたらレコーディング参加してもらったのに」
川崎「それは実現してたらメチャクチャうれしかったですけど、どこに入ります?」
古市「手拍子とか(笑)」
川崎「あははは(笑)」
古市「メモリー的にね」
■川崎憲次郎 情報
GAORAでも放送中のCTS ケーブルテレビ佐伯の番組「川崎漁業組合」
元プロ野球選手・川崎憲次郎が故郷の大分県佐伯市で釣竿片手にあらゆる釣りの醍醐味を紹介する。大分弁を流暢に話す川崎が、自然に恵まれた大分の魅力を郷土愛たっぷりに伝える。
番組HP:https://www.gaora.co.jp/yoshimoto/2672250
大分県観光情報公式HP:https://www.visit-oita.jp/
■古市コータロー 情報
4thソロ・アルバム
『東京』
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¥1,980(税込)
ライブ情報
古市コータロー SOLO BAND TOUR “東京”
5/30(木)梅田CLUB QUATTRO
6/01(土)広島・CAVE-BE 開演
6/08(土)東京キネマ倶楽部
6/09(日)東京キネマ倶楽部
6/15(土)仙台・LIVE HOUSE enn 2nd
古市コータロー:https://columbia.jp/artist-info/furuichikotaro/
成瀬英樹:https://www.hidekinaruse.com/
SCOOBIE DO:http://www.scoobie-do.com/
(福嶋剛 / Tsuyoshi Fukushima)