田中将大は20年オフの「特筆すべきFA」の1人 MLB公式選出「素晴らしい選択肢」

ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

2020年オフは先発投手が豪華メンバー「素晴らしい投手たちの選択肢」

 メジャーリーグでは、オフにマニー・マチャド内野手がパドレスと10年総額3億ドル(約332億円)、ブライス・ハーパー外野手がフィリーズと13年総額3億3000万ドル(約368億円)と、FAの大物2人が超大型契約を結び話題になった。MLB公式サイトでは「次の5年間でFAとなる顔ぶれ」とのタイトルで特集を掲載し、2019年~24年オフにFAになる選手をポジション別に紹介。その中でヤンキースの田中将大投手も登場している。

 2020-21年の「特筆すべきFA選手」として名前が挙がった田中。2013年に24勝0敗の成績で楽天の日本一に貢献すると、オフにポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャー挑戦し、ヤンキースと7年総額1億5500万ドル(約172億7500万円)で大型契約を結んだ。ヤンキース入団後は5年連続2桁勝利と、契約に見合った活躍を見せている。今季は契約6年目を迎え、契約延長とならなければ、2020年オフにFAになる。

 同じ期間にFAになる先発投手には田中の同僚ジェームス・パクストン、第4回WBCで大会MVPとなったマーカス・ストローマン(ブルージェイズ)、2015年ナ・リーグのサイ・ヤング賞右腕ジェイク・アリエッタ(フィリーズ)、トレバー・バウアー(インディアンス)、ロビー・レイ(ダイヤモンドバックス)、ホセ・キンタナ(カブス)などがいる。記事では、マイク・トラウトがエンゼルスと契約を延長するまでは「この部門の主役」だったとしながらも、野手には「ア・リーグのトッププレーヤーの1人」ムーキー・ベッツ(レッドソックス)がいると紹介。昨季ナ・リーグのサイ・ヤング賞に輝いたジェイコブ・デグロム(メッツ)や、カイル・ヘンドリックス(カブス)も契約延長によってこのリストから抜けてしまったとしている。

 特集では「バウアーやレイ、パクストンといった一線級の先発投手たちと、タナカやアリエッタといった実績十分なベテランがいることから、2021年の投手陣強化を目指す球団にとっては、素晴らしい投手たちの選択肢が与えられるはずである」と言及。田中を含め、特に先発陣が豊富だとしている。田中は、ヤンキースとの契約を残す2年間でどのような活躍をし、2021年にはどこのユニホームに袖を通しているだろうか。

(Full-Count編集部)

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