DeNAラミレス監督、一回り終え4カード勝ち越しに自信 「いい野球ができている」

DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】
DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】

4番の筒香は死球の影響でスタメンを外れたが「何もなければラインアップに戻したい」

■DeNA 4-2 広島(14日・横浜)

 DeNAは14日、横浜スタジアムで行われた広島戦に4-2で勝利し3カード連続勝ち越しを決めた。先発の井納が7回途中1失点の好投で、広島から公式戦で3年ぶりの勝利。打線は筒香が前日の死球の影響で欠場したが、代わりに4番に入ったロペスが逆転本塁打を放った。

 この日の試合でセ5球団との対戦を終え、5カード中4カードで勝ち越しとなった。ラミレス監督は「この結果はポジティブに受け止めている。今はいい野球ができている」と、自信に満ちた表情だった。

 井納は6回まで広島打線を1安打のみに抑えていたが、7回先頭の鈴木に安打を打たれた時点で交代となった。ラミレス監督は「7回の先頭打者まで83球はいいペースだったが、広島打線は強力なので、3巡目からは危険だと思った」と被安打2で交代の理由を説明し、「終始、安定した素晴らしい投球だった」と右腕を称賛した。

 逆転本塁打を放ったロペスについては「4番に入るのは久しぶりだったが、素晴らしい仕事をしてくれた」と感謝。試合前から「今日の状態を見てみないとわからない」と話していた筒香については「試合前の報告を受けて、スタメン起用をやめた。試合中もできるだけトリートメントしてもらって、次の試合に備えてもらうようにした。今日は全く使うつもりはなかった」と話したが「抹消するほどのことではない。これから何もなければラインアップに戻したい」と早期復帰を示唆した。

 新旧の先発陣が安定した投球を見せ、打線も好調、4番打者が抜けても一丸になっての勝利で、15試合を終えて貯金4と絶好のスタートを切ったDeNA。昨年は優勝候補にも挙げられながらBクラスの4位に終わったが、ここまでリーグ最少タイの失策数など、今季は違うと思わせるものがある。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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