日ハム西川の快足で逆転3連勝 栗山監督「遥輝のスピードはチームの特長」

日本ハム・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】
日本ハム・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】

同点の7回2死二塁で西川は三盗 捕手・田村の三塁悪送球で決勝点

■日本ハム 3‐1 ロッテ(14日・札幌ドーム)

 日本ハムが14日、ロッテ(札幌ドーム)で3-1で逆転勝ち。今季初の3連勝で11試合ぶりに貯金を1とした。

 先発の有原航平は5回に鈴木に右越え先制ソロを許して今季20イニング目で初めて失点したものの、7回4安打1失点と好投。打線が7回裏に3点を奪って逆転すると、8回は公文克彦、9回はジャスティン・ハンコックのリレーで逃げ切った。

 有原は3試合22回を投げてわずか2失点(自責1)。開幕から抜群の安定感を発揮している。栗山監督は「変な力みがなく、安定している中で、負けなくて良かった。7回は投げ切ってくれると思っていた。よく粘ってくれた」と称えた。

 打線は6回まで4安打無得点だったが、7回に足を絡めて逆転した。2死から代打の渡辺諒と西川遥輝の連打で好機をつくり、ロッテ・松永の暴投で同点に。さらに、二走の西川が三盗を仕掛け、これが捕手・田村の悪送球を誘って勝ち越した。「何とかしようとみんがつないで一気にいってくれた。遥輝のスピードはこのチームの特長。しばらく我慢が続くが、必死に目の前の試合を取っていきたい」と指揮官は力を込めた。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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