藤田ニコル似?の美女売り子 2年目の“新人”が掲げる目標「土台を築く1年に」【福岡発 売り子名鑑2019】

「部活動をやったことがなく、自分にとって新鮮で楽しく感じました」

「野球に興味があって始めたわけではなく、興味本位でした。楽しそうだな、女の子の友達が欲しいな、と。同じ年代の女の子がいっぱいいるという軽い気持ちで始めました」。昨年5月に売り子の世界に入ったものの、昨季勤務に入ったのはわずか8回だけ。「もう1つバイトをしていて掛け持ちするために始めました。でも月1回くらいしか入っていなくて…」。昨季まではレアな存在だった。

 それが、今季は一転「売り子1本でいきます」という。どこで心変わりしたのか。どこに売り子の魅力を感じたのか。「私、部活動をやったことがないんです。『あ、部活ってこんな感じなのかな』と。先輩がいて、教えてくれる人がいて。ライバルというか仕事中は競い合って、でも仕事が終われば仲間で。そういうのが自分にとって新鮮で楽しく感じました」。楽しさを知ったことで今季から軸足を売り子に移し、開幕前にはもう1つの方のアルバイトも辞めたという。

 もちろん厳しさも感じている。「目に見えて数字が分かるところがしんどいですね」。仕事が終われば、その日の販売数がすぐ分かり、他の売り子との“差”を嫌でも感じることになる。まだ“新人”とほぼ変わらぬキャリアだけに、最高の販売数でも100杯に届くか、届かないか、ほど。今後の“伸びしろ”に期待だ。

 かつては、お気に入りのアイドルを追いかけることを趣味としていた時期がある彼女。「もう解散しちゃったんですけど、『流星群少女』というアイドルグループが好きでした」というが、現在は「他の女の子よりも自分に対して時間もお金も使おうと思っています。以前は自分以外に時間とお金を使っていて、外見も内面も疎かにしていたので」と自分磨きに意識を向けるようになった。

 高校1年生まではクラシックバレエに汗を流し「体力には自信はあります」という「さき」さん。「これからも売り子として頑張っていこうと思っているので、来年、再来年と飛躍を遂げられるように土台を築く1年にしたいと思っています」。まだ、売り子としてのキャリアはスタートしたばかり。これからの「さき」さんの活躍に期待だ。

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