名手アレナドの「絶対に諦めない」プレーが凄い あわや失策が超美技に…

ロッキーズのノーラン・アレナド【写真:Getty Images】
ロッキーズのノーラン・アレナド【写真:Getty Images】

直後に三遊間を抜かれグラブを叩きつけて悔しがる「彼に達成させたかった」

■ロッキーズ 4-0 ジャイアンツ(日本時間15日・サンフランシスコ)

 ロッキーズのノーラン・アレナド内野手が、14日(日本時間15日)の敵地ジャイアンツ戦で驚愕のプレーを披露した。

 見せ場は4点リードの8回、ロッキーズ先発のヘルマン・マルケスがノーヒットノーラン達成まで残り6人という場面で訪れた。クロフォードが放った強烈な打球は、定位置よりやや前進して守っていたアレナドの正面に。痛烈な当たりを、名手にしては珍しく弾いてしまったが、ここからが凄かった。上方向に弾いた打球を素手で捕球すると、そのまま一塁へランニングスローで矢のような送球。自慢の強肩で見事なリカバリーに成功しノーノー継続を後押しした。

 12日(同13日)にも“ペンギンキャッチ”で沸かせていたアレナド。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」はインスタグラムで、このプレーを紹介。「ノーランがノーランであること」として公開した動画には、ファンのコメントが相次いだ。

「これは“ノーランがノーランでないこと”と“ノーランがノーランであること”が同時におこっている」

「今年のナ・リーグのゴールドグラブはアレナドvsマチャド」

「リーグ最高の三塁手」

「GOAT(Greatest of All Time)史上最高」

「彼は凄すぎる」

「ありえない」

「エラーしたとしても彼はすごいわ」

「絶対にあきらめないプレーとはこのこと」

 このプレーの直後、続くロンゴリアに三遊間を抜かれ、マルケスのノーヒットノーランは絶たれてしまった。横っ飛びでなんとか捕球しようと試みたものの、わずかに届かなかったアレナドは、グローブを地面に叩きつけて悔しがっている。

 MLB公式サイトによると、アレナドは「失望を露わにしたんだ」と説明。さらに「彼(ヘルマン・マルケス)に(ノーヒット・ノーランを)達成させたかった。今年はタフな試合が続いているが、彼は信じられないほどいい仕事をした」と話している。ロッキーズはアレナドの3ランホームラン、マルケスの1安打完封などで4-0の勝利。開幕15試合で3勝12敗と大きく出遅れているが、主砲とエースの活躍で巻き返しに期待がかかっている。

【動画】あわや失策が超美技に… 名手アレナドの「絶対に諦めない」プレーが凄い

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