前田健太、7回途中1失点の快投に本拠ファン喝采 QSで3勝目の権利持ち降板

本拠地でのレッズ戦で先発登板したドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
本拠地でのレッズ戦で先発登板したドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

今季2度目のQSを達成し防御率3.80、5三振を奪う力投でマウンドを降りる

■ドジャース – レッズ(日本時間17日・ロサンゼルス)

 ドジャースの前田健太投手が16日(日本時間17日)、本拠地レッズ戦で今季4度目の先発マウンドに上がった。6回2/3を4安打1失点5奪三振3四球で今季2度目のクオリティースタート(QS、6回以上を自責3以下)を達成。3点のリードを守り、3勝目の権利を持ってマウンドを降りた。

 前田は初回、1番に入った好打者ボットを切れ味抜群のチェンジアップで空振り三振に仕留めると、スアレスはスライダーで右飛、ウィンカーはチェンジアップでニゴロと12球で3者凡退に仕留めた。

 ドジャースはその裏、ベルドゥーゴのタイムリーで1点を先制。前田は2回、先頭プイグを右飛、ケンプを二ゴロと昨季までの同僚を抑えた後、ディートリッチに四球を与えたものの、ペラザは右飛に打ち取った。

 ドジャースはその裏にもレッズ先発のマーレを攻め、ピーダーソンの8号2ラン、ヘルナンデスのタイムリーで3点を追加。前田は3回、1死からピッチャーのマーレに二塁打を許すと、ボットに適時二塁打を浴びたが、スアレスを二直、ウィンカーを右飛に仕留め、最少失点で切り抜けた。

 4回、前田は先頭プイグを高めの直球で空振り三振に斬って取る。ケンプにはチェンジアップを左翼線に運ばれて二塁打とされ、ディートリッチには四球を与えるも、ペラザは中飛。バーンハートにも四球で2死満塁としてしまうが、ピッチャーのマーレは3球三振でピンチを切り抜けた。

 前田は5回、ボットを遊飛、スアレスを三ゴロと5球で2アウトを奪う。ウィンカーには左前打を許すも、プイグは速球で二飛。ヒットを浴びながら9球でこのイニングを終わらせた。6回は、ケンプを三ゴロ、ディートリッチは左飛、ペラザは投ゴロで初回以来の3者凡退。その裏の攻撃で2死から打席に立ち、三振に倒れると、89球で7回もマウンドに上がった。

 先頭バーンハートはチェンジアップ、代打カサリは速球で空振り三振。ここで球数が98球となり、交代となった。ダグアウトに戻る前田にドジャースタジアムはスタンディングオベーション。98球でストライクは62球。防御率は3.80となった。

(Full-Count編集部)

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