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【林昌範の目】 最下位低迷の王者・広島、浮上へのポイントとは… 特に気がかりな5番打者

プロ野球のシーズンが始まり、各球団で対戦が一巡しました。ファンでも驚かれた方が多いのは、開幕から5カード連続負け越しとなり、16日の巨人戦(鹿児島)も黒星で借金8と出鼻をくじかれた広島ではないでしょうか。

広島・田中広輔(左)と菊池涼介【写真:荒川祐史】
広島・田中広輔(左)と菊池涼介【写真:荒川祐史】

5カード連続負け越しで借金8も…一度連勝すれば一気に波に乗る可能性

 プロ野球のシーズンが始まり、各球団で対戦が一巡しました。ファンでも驚かれた方が多いのは、開幕から5カード連続負け越しとなり、16日の巨人戦(鹿児島)も黒星で借金8と出鼻をくじかれた広島ではないでしょうか。

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 昨年までリーグ3連覇を達成した広島の一番の強みは切れ目のない打線だと思います。1番・田中広輔選手、2番・菊池涼介選手、3番は今年から巨人にFA移籍した丸佳浩選手、4番・鈴木誠也選手とこの4選手が注目される機会が多かったと思いますが、5番以降も強打者がそろっていたので対戦する投手からすれば息の抜けない打線でした。機動力、長打力を兼ね備えた攻撃で常に無死一、三塁を作り、序盤から大量得点を奪う。これが広島の持ち味だと思いますが、今年は打線が好機でたたみかけきれず、無得点や1得点のみに終わってしまうことが多いように感じます。

 特に気がかりなのが5番です。なかなか固定できないため、4番の鈴木選手に負荷がかかり、投手のマークが厳しくなっています。投手は歩かせてもいいぐらいの気持ちで大胆に攻めて、責任感の強い鈴木選手は自分で決めるという意識でボール球を振っているケースが目立ちます。松山竜平選手、バティスタ選手、長野久義選手とクリーンアップを担う強打者たちはそろっています。5番がきっちり機能すれば、打線はガラリと変わって得点力も一気に上がると思います。

 投手陣は先発が序盤に大量失点するケースが目立ちますが、能力の高い投手たちは多いです。まだシーズンは始まったばかり。丸選手や新井選手が抜けたことで「自分たちがやらなければ」という強い思いが空回りしてしまっている部分もあると思います。一度連勝すれば一気に波に乗る可能性もあり、選手たちも焦っていないでしょう。これからの逆襲に期待したいですね。(元巨人、日本ハム、DeNA投手)

文/構成 インプレッション・平尾類

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