DeNAの161キロ右腕・国吉が初“オープナー” ラミレス監督も期待「相手にも脅威」

DeNA・国吉佑樹【写真:荒川祐史】
DeNA・国吉佑樹【写真:荒川祐史】

指揮官は「今日がオープナーをやるのに1番いいタイミング」とも

■DeNA – 広島(21日・マツダスタジアム)

 DeNAの国吉佑樹投手が21日、敵地マツダスタジアムでの広島戦で今季初先発のマウンドに立つ。今季はここまで5試合に登板している国吉だが、いずれもリリーフで、今回の先発はいわゆる「オープナー」の役目となる。

 この日の試合前、ラミレス監督は「ここまで3試合に先発している京山が、あまり長いイニングを投げられていない。国吉は非常に状態がいいので、今日はオープナーをやるのに1番いいタイミングだと思う」と説明。オフからこの起用法をアナリストや投手コーチと相談していたという指揮官は「国吉が過去に先発していた時、3イニングぐらいまではいい投球をしていたというイメージもあるし、今は状態がいいので相手にも脅威になるはず」と立ち上がりに期待した。

 京山もブルペン待機となり「国吉の後は京山か、他の誰かになるかもしれないが、これまで5イニングを投げられなかった京山が、5回を投げることになれば、勝ち星が付く可能性もある」と、指揮官は相乗効果にも期待した。最下位に低迷する広島に初のカード勝ち越しを許し、4連敗となったチームを新たな試みで打開できるか。オープナーが有効な戦術になるのかも含めて、国吉には大きな期待がかかることになる。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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