西武ドラ3山野辺、プロ初出場でプロ初打点 「めちゃくちゃ緊張しました」

プロ初出場を果たした西武・山野辺翔【写真:荒川祐史】
プロ初出場を果たした西武・山野辺翔【写真:荒川祐史】

押し出し死球でのプロ初打点にチームメートからは「ナイス打点」

■ソフトバンク 16-5 西武(21日・メットライフ)

 西武のドラフト3位ルーキー・山野辺翔内野手が21日のソフトバンク戦(メットライフ)で6回からサードの守備に就き、プロ初出場を果たした。7回には2死満塁の場面で死球を受け、これが押し出しとなりプロ初打点を記録した。

 前日の20日にプロ初昇格したばかりの山野辺。プロ初出場を振り返り「めちゃくちゃ緊張しました」とはにかんだ。第1打席ではストレートの四球を選び出塁。第2打席ではモイネロの直球が左肘に当たり、これが押し出しの死球となった。「点差は離れていましたけれど、ベンチでは“ナイス打点”と声をかけてもらいました」と笑顔を見せた。

「打席に入る前から応援が聞こえていて、落ち着いてできた」と1軍の雰囲気にも浮かれることはなかった。ファームではチームトップの三塁打4本を放つなどパンチ力もアピールポイントだったが、この日は冷静にボールを見極めチームに貢献した。

 チームは大敗したが「ベンチの雰囲気もよかったし、強いソフトバンクを見ることができて、お互いにいいところを見て経験できた」と前向きにとらえていた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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