広島バティスタが通訳に見せた優しさ 「帰る前にホームランを打ててよかった」

広島のサビエル・バティスタ【写真:荒川祐史】
広島のサビエル・バティスタ【写真:荒川祐史】

同郷のクレート通訳が産休・育休で帰国予定「帰る前に打ててよかった」

■広島 7-4 DeNA(21日・マツダスタジアム)

 広島のバティスタが21日のDeNA戦で、今季初本塁打を含む3安打4打点と活躍し、今季初めてお立ち台に立った。バティスタは初回に1死満塁から、追加点となるタイムリーを放つと、続く2回には2死満塁の場面でセンターへ2点タイムリー、7回にはダメ押し点となる今季1号本塁打を放った。

 試合前まで打率.143と不振だったバティスタだが、「タイミングの取り方を変えた。始動を早めにするようにした」と打撃を修正し、今季初の猛打賞につなげた。豪快な打撃のイメージが強いが、「打席では常にセンター方向を意識している」と言うように、2本のタイムリーは初回がライト前、2回はセンターへの打球だった。

「スタートが悪かったが、諦めずに前を向いてやるしかなかった」と言うバティスタにとって同郷のクレート通訳は、良き相談相手であり、「いいコンビ」という間柄だった。そのクレート通訳が「産休、育休」のため一時帰国が決まっており、この日は帰国前最後のお立ち台でのやりとりとなった。「帰る前にホームランを打ててよかった」と喜んだバティスタの言葉に、クレート通訳も満面の笑みを見せた。

 昨季は302打席で25本塁打を記録し、プライベートでも仲のいい鈴木に「規定打席をクリアできれば本塁打王を狙える」と言われたというドミニカン。「いろいろな打順で起用されているが、どの場所でも自分の武器を見せて仕事をしたい」と、気温の上昇とともに自身の状態も上がることを誓った。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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