鷹、連日“初尽くし” ドラ6泉がプロ初勝利、工藤監督絶賛「素晴らしい投球」

ソフトバンク・工藤監督【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・工藤監督【写真:荒川祐史】

怪我人続出も若手やベテランが活躍「いい感じで乗っている感じがする」

■ソフトバンク 3-1 オリックス(22日・東京ドーム)

 ソフトバンクは22日、東京ドームでオリックスと対戦し、3-1で逆転勝ちを収めた。女性向け人気イベント「タカガールデー」の東京初開催となったこの日の試合。来場者の半数以上が女性という中で接戦を制し、工藤公康監督は「東京のファンの皆さんに応援していただいた中で勝ててよかったと思います」と笑顔を浮かべた。

 連日の“孝行息子”の活躍だ。前日の西武戦ではプロ初スタメンに抜擢した周東、三森の2人が大活躍。そして、この日は2番手で登板したドラフト6位ルーキーの泉がプロ初勝利をマークし、工藤監督も「素晴らしい投球をしてくれた」と目を細めた。

 中5日で先発した東浜が6回無死一、二塁のピンチを招くと、すかさずドラ6右腕をマウンドへと送った。「今日は繋いで、そのために(数試合)泉を使ってなかった」。当初の想定通り、この日は早い段階で泉に救援を託す構想。メネセスに先制の適時打こそ浴びたが、後続を切って2イニングを最少失点で切り抜けた。

 すると、打線は6回裏に松田宣が右中間への適時二塁打を放って同点。さらに7回には先頭の内川が左翼スタンドへの2ごうソロを放って勝ち越した。8回にはデスパイネの適時打で3点目。奪ったリードは鉄壁のリリーフ陣で守り抜いた。

「打者が頑張った次の日は、投手が頑張る。いい感じで乗っているなと感じる試合になっている。いいバランスで来ている。マッチ(松田宣)、ウッチー(内川)に元気があって、声も出ている」と工藤監督。柳田やグラシアルら怪我人続出の苦しいチーム事情だが、そういう時こそチーム力が発揮される。手負いの鷹が、再び首位楽天と1ゲーム差に迫った。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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