162億円左腕セール、今季初2桁10Kも5戦勝ちなし 地元紙酷評「あまりに非効率的」

レッドソックスのクリス・セール【写真:Getty Images】
レッドソックスのクリス・セール【写真:Getty Images】

タイガースとのダブルヘッダー第1試合で5回10K5安打2失点 地元紙「満足できない」

■タイガース 7-4 Rソックス(日本時間24日・ボストン)

 レッドソックスのクリス・セール投手が23日(日本時間24日)、本拠地のタイガース戦で先発。今季初の2桁10三振を奪ったが、5回5安打2失点で同点の場面で降板した。今季5試合目の登板も待望の初勝利はお預け。地元紙「ボストン・ヘラルド」は昨季世界一へ導いた左腕について「非効率的」と厳しい論調で伝えている。

 セールは毎回2三振を奪う力投を見せたが、5回97球と球数を使った。スライダーで空振りを奪ったが、前回17日のヤンキース戦で平均95.4マイル(約154キロ)、最速97.5マイル(役157キロ)を計時した直球は90マイル台前半(約145~153キロ)に逆戻り。同紙は「彼はあまりにも非効率的だった。セールの進歩は確かなものではあるものの、彼は決して最高の状態というわけではない」と伝えた。

 同紙はエース左腕について「ほんのちょっぴり良くはなった」と開幕直後の不振から脱しつつあることを伝えた。前日の試合が中止となり、この日はダブルヘッダー。つまり投手陣で合計18回を投げる必要があった。開幕前に20年から5年総額1億4500万ドル(約162億円)で契約延長したエース左腕について、同紙は「セールの5回降板は満足できるものではない」と厳しかった。

(Full-Count編集部)

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