中日、連敗ストップ 26イニングぶり得点で逆転勝ち 阪神は西5失点で借金4逆戻り

中日・与田監督【写真:荒川祐史】
中日・与田監督【写真:荒川祐史】

中日は4回にビシエドの逆転3ランなど4得点で逆転に成功

■中日 5-4 阪神(27日・ナゴヤドーム)

 中日が連敗を3で止め、再び貯金1とした。27日、本拠地ナゴヤドームでの阪神戦。2試合連続完封負け中だった打線が4回、ビシエドの3ランなどで26イニングぶりの得点となる4得点を奪い試合をひっくり返した。投手陣が必死の継投でリードを守り抜き、12連戦の初戦を勝利で飾った。

 突然のアクシデントを跳ね返した。この日先発予定だった笠原が体調不良により急遽、登板を回避。代役として佐藤がスクランブル先発した。初回、その右腕が2死から崩れ、2つの四球などで満塁とされ、梅野に走者一掃の適時二塁打を浴びていきなり3点を先制された。

 ここまで25イニング連続ゼロ行進が続いていた打線は4回、阪神先発の西を攻略。平田が死球で出塁すると、京田が右前安打で続き、大島の二塁適時内野安打でまず1点。さらに続くビシエドが6号3ランを放ち、逆転に成功した。5回には1死一、二塁で阿部のゴロを遊撃の木浪が弾く(記録は内野安打)間に、二塁走者の大島が一気に生還。リードを広げた。

 先発の佐藤は3回3失点で降板となったが、4回から又吉が3イニングをパーフェクトに抑える好リリーフ。7回からはロドリゲス、谷元、マルティネス、鈴木博と小刻みに繋いで逃げ切った。12連戦の初戦、いきなり投手を注ぎ込む形となったが、勝利を掴み、再び貯金生活に戻った。

 阪神は先発の西が、移籍後ワーストとなる5失点で3敗目。打線は初回に梅野の走者一掃の適時二塁打で3点を先制したが、その後はチャンスを生かせず。3点リードの3回1死満塁のチャンスで陽川、木浪が相次いで凡退し、リードを広げられなかったのが痛かった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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