2勝目&敵地に“ユーイング” 2勝目のダルビッシュを地元紙称賛「2019年最高」

ダイヤモンドバックス戦に先発登板したカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
ダイヤモンドバックス戦に先発登板したカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

最後の3イニングは敵地に「ユーーーーーー」が響く、「彼が求めていたもの」

■カブス 9-1 Dバックス(日本時間28日・アリゾナ)

 カブスのダルビッシュ有投手が27日(日本時間28日)、敵地ダイヤモンドバックス戦で6回2安打1失点4四球8奪三振と好投し、2勝目(3敗)を挙げた。今季初めて6回を投げきりクオリティ・スタート(QS、6回以上を投げて自責3以下)を達成。メジャー通算1100奪三振にも到達した日本人右腕を地元メディアは「2019年最高のピッチング」と称賛している。カブスは9-1で快勝し、連敗を「2」で止めた。

「ユウ・ダルビッシュは序盤のピンチから2019年シーズンにおけるベストの先発登板に向け、立ち直ってみせた」と特集したのは地元紙「シカゴ・サンタイムズ」だった。制球に苦しみ、初回にいきなり1死満塁のピンチを招くなど、2回終了時点で3四球1死球1安打、56球も要したダルビッシュ。だが、何とか無失点で切り抜けると、そこから快投。記事では「そこで、ダルビッシュはスイッチを見つけた。昨年に4か月以上も故障者リストで過ごしたカブスの1億2600万ドル(約140億6000万円)の右腕は、次の打者10人中9人を打ち取り、6回まで戦い抜き、ダイヤモンドバックスを9-1で倒した」と力投を評価している。

 そして、敵地アリゾナのスタジアムにやってきたカブスファンから待望の「ユーイング」も受けたことを記事では紹介している。

「そして、最後の3イニングで彼がマウンドを降りるたびに、チェイスフィールドのカブスのファンによる徐々に大きさを増した“ユーーーーーーーーーーーーー”という声援が注がれた。それこそが、苦汁をなめた昨季の思いがけない離脱以降に、彼が求めていたものだった」

 この日は110球を投じたが、レンジャーズ時代の2017年6月以来の多さだった。敵地に鳴り響いた“ユーイング”とともに、地元メディアは日本人右腕の復調を高く評価している。

(Full-Count編集部)

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