ドジャース・ベリンジャーが4月中に14発のMLBタイ記録　打率.427と絶好調

プホルス＆Aロッド＆イエリッチに並ぶ、44安打も球団新記録

■ドジャース 7-6 パイレーツ（日本時間29日・ロサンゼルス）

　ドジャースは28日（日本時間29日）、本拠地パイレーツ戦に7-6で逆転勝ち。4連勝を飾った。2回までに先発ヒルが5失点しながら、5回に同点に追いつくと、7回に2点を奪って勝ち越し。絶好調のコーディ・ベリンジャー外野手が14号ソロを含む3打数2安打3打点と活躍した。5月前の14本塁打はメジャー最多タイ記録、44安打は球団新記録だ。

　ベリンジャーは1点ビハインドの1回に同点犠飛を打つと、4点ビハインドとなった4回には14号ソロ。7回はマンシーの勝ち越し打の直後にライトへのタイムリーでチームに追加点をもたらし、この日3打点とした。

　ここまでメジャートップの打率.427、36打点と絶好調。5月前の14本塁打はアルバート・プホルス（2006年、カージナルス）、アレックス・ロドリゲス（2007年、ヤンキース）、そして今年のクリスチャン・イエリッチ（ブルワーズ）と並び、メジャー最多タイ記録だ。

　試合後、イエリッチに「彼は素晴らしい選手」と敬意を示したベリンジャーは、「プレッシャーは感じていない。僕たちのラインナップは本当に良い。僕が打てなくても、誰かが打つ」と話した。気楽に打席に立つことで、いい結果が生まれているようだ。

　また、デイブ・ロバーツ監督は「左腕相手でも右腕相手でも、本塁打を打とうとする時もあれば、違う打撃をする時もある。コーディは異なる打撃をしていると思う。タフな左腕がスライダーを投げてきたら、本塁打を打とうとすることは理にかなっていない。コーディは本当にそれを理解している」と、その対応力を絶賛している。

　OPS（出塁率+長打率）は1.413。昨季MVPのイエリッチに3冠王の期待がかかる中、その上を行く活躍を続けるベリンジャー。この勢いはどこまで続くのだろうか。