菊池雄星、移籍後最長の7回1失点好投 初の2桁10三振奪うも、白星ならず…

敵地インディアンス戦で先発登板しているマリナーズ・菊池雄星【写真:Getty Images】
敵地インディアンス戦で先発登板しているマリナーズ・菊池雄星【写真:Getty Images】

1イニングだけ投げた4月26日のレンジャーズ戦から中6日で先発

■インディアンス – マリナーズ(日本時間4日・クリーブランド)

 マリナーズの菊池雄星投手が3日(日本時間4日)、敵地インディアンス戦で先発した。1イニングだけを投げた4月26日のレンジャーズ戦から中6日での登板となった左腕はメジャー最長となる7回まで投げ、3安打1失点。こちらも移籍後最多、初の2桁奪三振となる10個の三振を奪った。

 先発して1イニングだけを投げたレンジャーズ戦から中6日。菊池はメジャー移籍後、最高と言える投球を披露した。初回、先頭のリンドーアを三ゴロに打ち取ると、続くマーティンはスライダーで空振り三振。ラミレスも平凡な中飛に切って取り、わずか11球で3者凡退に打ち取る上々の立ち上がりとなった。

 2回に四球で走者を出したものの、3回までインディアンス打線を無安打に封じた菊池。3回には、リンドーアに対しての2球目でメジャー移籍後最速となる97マイル(約156.1キロ)をマーク。1点リードで迎えた4回にはマーティンの二塁打、ラミレスの左前安打で無死一、三塁と、この日最初のピンチを背負った。サンタナを二ゴロ併殺打に打ち取った間に1点を失い、同点とされた。

 ただ、失点はこれだけ、5回以降は菊池は圧巻の投球を見せる。5回はわずか7球で3者凡退に切って取ると、6回2死からは圧巻の4者連続奪三振。4回2死から10者連続でアウトに仕留め、圧巻の投球を披露した。左腕は93球を投げて7回で降板。3安打1失点、10奪三振の好投だった。ただ、味方打線が1点しか援護できず、同点のまま降板となり、勝利投手の権利は掴めなかった。

【動画】菊池雄星、移籍後最長の7回1失点好投&初の2桁10奪三振!

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