「僕は興味を持った…」 バウアーが菊池の向上心を称賛、チェンジアップも伝授

4日、インディアンス戦で先発登板したマリナーズ・菊池雄星【写真:Getty Images】
4日、インディアンス戦で先発登板したマリナーズ・菊池雄星【写真:Getty Images】

4月にインディアンス右腕バウアーと念願の対面を果たした菊池雄星

 マリナーズの菊池雄星投手は3日(日本時間4日)、敵地インディアンス戦で先発しメジャー最長となる7回3安打1失点の好投を見せた。チームはサヨナラ負けを喫し、2勝目こそ逃したが、移籍後初の2桁奪三振となる10個の三振を奪う圧巻の投球だった。

 地元紙「シアトルタイムズ」は菊池がインディアンスの右腕トレバー・バウアーに“弟子入り”していたことを伝えている。西武時代からバウアーの投球に興味を持っていた菊池が、バウアーとの対面を熱望。それが4月15日に実現し、身振り手振りでアドバイスを受けたという。

 記事ではバウアー自身も日本人投手のメジャー挑戦などに興味を抱いていることを言及し、菊池と対面したバウアーのコメントを紹介している。

「一人の人間として文化の面でも生活の面でも、それ(海を渡ってMLBに挑戦すること)は本当に難しいことなんだ。初めから大きな期待を受けながら、彼がそれに順応し、そしてMLBでプレーすることにも順応する姿に、僕は興味を持ったんだ。彼と繋がりを持てて凄くテンションが上がったよ。僕の言ったことが(菊池の順応に)何の影響を与えていなかったとしても、彼と繋がりを持てたこと、そして彼のことを応援していると伝えられたこと自体が素晴らしいことだよね」

 メジャー1年目の今季、菊池はチェンジアップの精度を高めているが記事では「バウアーは特に、彼のチェンジアップに関して指先の力の入れ具合を詳しく披露した」と、自身の得意球を菊池に伝授したことをレポート。

「僕は成長しようとすることに関心がある人と話をするのが楽しくてね。だから、成長に関して基本的に同じような考え方をしている人と話すチャンスがあるときは、彼らの話を聞くことも、理解することも、そういう人たちと繋がりを持つことが好きなんだ。彼はまさにそういう人なんだなと、僕は間違いなく感じているんだ」

 念願の対面を果たした菊池も感激していたという。菊池の“弟子入り”に快く応じたバウアー。メジャーに適応しようとする日本人左腕の向上心に賛辞を送っていた。

(Full-Count編集部)

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